ヨンデミー:取材「保護者さまが本を選ぶときの一番の難しい所」

2021年03月(新小6)

2021年3月12日(金)。

 

ヨンデミーの笹沼さんとのzoomディスカッションの続きとなります。

 

 

 

 

戦記:「本のジャンルなどはこのグラフに反映されていくのでしょうか。」

 

 

笹沼さん:「はい、今後はジャンルという要素も反映していきたいと考えています。ジャンルとお子さんの読書力は関係があります。ジャンルによって、その特有の語彙や表現というものがあります。つまり、ジャンルごとにお子さんの経験値というものが必要になってきます。例えば、女の子が恋愛ものに強くてどんどん読める状態だからといって、同じようなレベルの冒険ものを読めるかと言うと、そんなことはありません。このように、ジャンルとお子さんのレベルというのも今後のヨンデミーの研究対象となります。」

 

 

戦記:「このお子さんの場合はこのようなグラフになりましたが、お子さんによっては、全く違う形のグラフになったりするのですよね?このお子さんは、実際にはどのようなお子さんなのでしょうか。」

 

 

笹沼さん:「このお子さんは特徴がありまして、ヨンデミーを使い始めたのは小2のタイミングでした。今は新小3ですね。難しさの20というのは、絵本レべルであり、年長さんや小1のレべルからスタートしました。文字や読書に対する苦手意識が強くて、読書が苦手でした。それが、「お気に入りの本」に出合ったということがきっかけとなり、心理的なハードルが下がり、一気にレベルがあがっていった、そういう例となります。」

 

 

戦記:「ちなみに、このお気に入りの一冊とは、なんだったのでしょうか?」

 

 

笹沼さん:「[xx]ですね。はい、これも把握しています。」

 

 

戦記:「これが転換点なんですね。。転換点となる一冊というのはお子さんによって異なるのでしょうか?」

 

 

笹沼さん:「全く違いますね。ジャンルにも寄りますが、漢字の習熟度によっても変わってきます。低学年のお子さんで漢字を学習していない場合、難易度は高くないが長い本を読めたりします。そういうお子さんに対しては、簡単だけど長い本をお勧めする、そういったことでお気に入りの一冊に出会える確率を高めています。」

 

 

戦記:「私は娘が小1のときからの読書記録をつけてありますが、親の目線では、いったい何がお気に入りの一冊だったのかというのは、実は良く分かりません。つまり、図書館に連れて行ってランダムに本を選ぶよりは、ある程度統計的に選んだほうが、お気に入りの一冊に出会える確率があがりそうだと思います。」

 

 

笹沼さん:「間違いないですね。保護者さまが本を選ぶときの一番の難しい所は、難易度や長さの指標をなかなか持ちえないので、分析ができないという事だと思います。ジャンルは分かると思いますが。。お子さんにとっての難易度は把握するのが難しいですね。」

 

 

戦記:「つまり、、、親がお子さんを図書館に連れて行って本を選ばせるというのは、ある種テキトーに選んでいるということを意味しそうですね。」

 

 

笹沼さん:「ですね。雑食といいますか、、、そういう点があることは否定できないと思います。」

 

 

(終わり)

 

 

 

 

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Posted by senki