ヨンデミー:取材「中断せざるを得なかった本は正確なパラメーター」

2021年03月(新小6)

2021年3月18日(木)。

 

先週末も、ヨンデミーの笹沼さんとzoomでディスカッションさせて頂きました。娘の読書の幅を広げるヒントになりますので、記録しておきます。

 

 

 

 

 

戦記:「赤線と青線を踏まえて、右の図が示唆していることを解説頂けると助かります。」

 

 

笹沼さん:「右グラフは先ほどの話のプロットになりますね。緑線の動きが成長の流れですが、53冊目くらいから難しさがぐっとあがりましたが、ぐるぐると回る停滞時期が発生して、最後はまた伸び始めの時期に来ているということになります。今ちょうど、このぐるぐるをぬけ出してきていることになります。このグラフだけでは読書の実態の一断面にすぎないのですが、次の情報をご覧ください。」

 

 

 

(戦記注:書名はモザイクで消してあります。)

 

 

笹沼さん:「停滞期で何が行われていたかですが、例えばこんなふうに、quitで把握されています。」

 

 

戦記:「これ大事なデータですよね。途中で断念した本というのは、情報の宝庫だと思います。」

 

 

 

 

 

笹沼さん:「このようなデータで、50冊目くらいからちらほらと中断した本が出現してきています。そして停滞期の80冊目から100冊目くらいまでは、中断する本が増加していっています。93冊目から98冊目は中断が連続していますね。これは明らかに停滞期です。こういうところで、この本がどういう本だったのかということが後から分かっていくことになります。「challenge」とあるところが、このお子さんが取り組める読書の上限値だった、ということが分かります。ですので、このレベルから下げてあげて、読書を再開するといったアクションに繋がることになります。」

 

 

戦記:「一般的に読書記録と言うと、読み終えた本を記録することが普通だと思いますが、途中で断念した本にこそヒントがありますね。」

 

 

笹沼さん:「そうですね。読み終えた本はお子さんが読めた本なわけですが、読めた本の中でも、楽しんで余裕で読めた本と、それとも背伸びをして頑張って読んだのか、その違いがなかなか分からないことになります。しかし、読み終えることができなかったものは、難しすぎて読み切れなかった、ということが明確に分かっていることになります。つまり、中断せざるを得なかった本は正確なパラメーターになります。将来またチャンレジするためにも、中断した本を記録するというのは有用なことだと思います。」

 

 

戦記:「なるほどー。私は残念ながら、娘が中断した本を記録してきませんでした。これは反省ですね。」

 

 

笹沼さん:「ヨンデミーでも戦記さんのお子さんの読書記録を分析してみたのですが、読書レベルが上がってきていることは分かるのですが、その時点でのお子さんの読書レベルの上限については、中断した本の記録が無いので分からない、と言うのが正直なところです。中断した本の記録があれば、レベルを下げて沢山読んだ方が読書力の向上に貢献したであろうポイントが、更に良く分かったかと思います。」

 

 

戦記:「ありがとうございます。今後は中断した本の記録も残そうと思います。」

 

 

(終わり)

 

 

 

 

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Posted by senki