小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (11) 平成29年度渋幕中学校1次社会②より 貨幣問題 徳川吉宗の時代②

2021年12月(小6)

2021年12月11日(土)。

 

歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!

 

しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。

 

=quote=

問題です。目安箱を設置する意味は何でしょう?

 

■目安箱

吉宗公はいいことたくさんしていますね。小石川養生所は幕末まで140年機能しました。これは目安箱の投書から採用されています。目安箱、機能していてすごいですね。

この意味を考えてみましょう。目安箱を吉宗が直接意見を受け入れるという仕組みを取ることで、政策に対する不満を解消する狙いがあります。「ちゃんと聞くから。ちゃんとやるから困っていたら意見を聞かせてくれ」とした方が、いつの間にか反対勢力ができて大軍団を作っているよりはるかに平和的です。百姓一揆を押さえる領地経営など、大名にとっても重要ですが、武力では向かわないようにするガス抜き政策は重要です。ガス抜きという意味ではメディアもその機能を持っています。これは朝鮮統治でも活用され、現代日本のメディアも同様の側面がありますね。本質的ではないことに集中させることで為政者の根本的な危機を回避します。また、訴えを吉宗に集中させることは他の大名などより権力があるよ、実行するよ、という表れでもあります。目安箱の仕組みは紀州藩でも実施しており、江戸幕府でもまじめに取り組んできたのだと思います。

 

(中略)

 

①困っていることを解決する
②幕府への不満を解消し、反対勢力を作らないようにする

=unquote=

 

渋幕レベルだと、上記①のみならず、②くらいは問うて来てもおかしくないと思います。渋幕の社会は別格です。知識水準はもとより、為政者の視点で物事を考える小学生を採りたいように思います。

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】

 

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Posted by senki