中2/記事レビュー:Yahoo「欧米の名門大学の中でも異質 スタンフォードの凄さは「人材」と「資金」のエコシステムにあり〈dot.〉」
2023年4月27日(木)。
・2023年4月27日:Yahoo「欧米の名門大学の中でも異質 スタンフォードの凄さは「人材」と「資金」のエコシステムにあり〈dot.〉」
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日本の大学に欠けている人材のエコシステム
筒井:日本の大学が後れた理由の一つは、大学発のイノベーションの社会実装、産業移転に対して、大学自身のなかに長く抵抗があったことだと思います。たとえば、最近まで「大学が金儲けに走るのはいかがなものか」などと批判されていました。
中内先生は日本の大学でそういう不自由を感じたことはありますか。スタンフォードと比べてどうですか。
中内:スタンフォードの教授会に出て驚いたのは、大学院生を選抜するインタビューをめぐっての話です。「将来なにをやりたいか」と尋ねるのは日本もアメリカも同じですが、アメリカの学生は「Ph.D(博士号)を取ったらインダストリー(産業)に行く」と平気で答えるわけです。東京大学では、そういう話は決して有利にならなかった。僕自身も優秀な学生はアカデミアに残って、次の科学者、次の教育者として活躍してほしいと思ってきました。東大の博士志望の学生はそんな話はかけらも出しませんでした。
でも、スタンフォードの大学院にははじめから産業界を目指す優秀な学生がたくさんいます。他の教授に「こういう学生を採っていいのか」と聞いたら、「当然だろう。それが大学の役割だ」という答えでした。考え方が全然違うと強く感じましたが、今ではすっかり慣れました。
ヨーロッパの状況も似ていて、近年はケンブリッジやオックスフォード、フランスやドイツの一流大学の教授たちから「昔は成績の悪い学生が企業に行ったが、今はトップから企業に行ったり起業したりする」と聞くようになりました。こうした大学及び学生の動きは、ある意味で世界のトレンドになってきているのかもしれません。
筒井:日本でも最近、東大の卒業生が安定した大企業や官庁ではなく、ベンチャー企業に入る、起業家になるという動きがかなり増えてきているといわれています。
中内:最近、日本の政府は「お金を出すから起業しろ」などと言うようになりました。大学にも起業をサポートするお金が入ってくるようになっています。世界のトレンドを感じてか、起業したいという学生も増えています。しかし、スタンフォードが決定的に違うのは、どういうふうに起業してそれを発展させていくかということをよく知っている人、実際に経験した人が大勢いるし、それをサポートする人材も、そして資金も比べ物にならないほど豊富なことです。
日本はそういうエコシステムができていません。人材もいないしお金も足りない。たとえば、大学が研究者に「スタートアップを始めなさい」とシードマネー(最初の資金)として多少のお金はくれても、その後はなかなか続かないわけです。
起業して発展させるというつなぎが悪いと、その気になって起業したはいいが、3年でお金がなくなって潰れてしまうといったケースがこれからたくさん出てくるのではないでしょうか。優秀な学生がトレンドに乗って起業して失敗し、アカデミアからも企業からも外れてしまうことを非常に心配しています。
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西海岸のエコシステムですね。
★現時点の立ち位置:
①公文:英語M、数学N、国語M
②英単語:パス単1級「でる度A」まで復習中










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