中3/Twitterの記録:「UC Berkeleyが運営する留学生/Visiting Scholar向けのVillageを中3娘と歩いていた時の出来事」
2024年12月31日(火)。 【2026年2月25日(水)記録】
日本は2024年大晦日の夜。教養に溢れたテレビ番組が地上波を占領する時間帯だと想像するが、少し白ける話をする。日本人がいかに貧乏になっているのか、UC Berkeleyが運営する留学生/Visiting Scholar向けのVillageを中3娘と歩いていた時の出来事である。
「あの〜、ひょっとして日本人の方ですか?」
中3娘と妻と僕にて、2009-2011年の楽しい思い出話をゲラゲラしながら歩いていたら、突然日本語で話しかけられて驚いた。
小さいお子さんを連れた女性で、僕よりもシニア。見てすぐに、Berkeleyに留学中の実子の子供(孫)を世話するために日本からヘルプに来ているおばあちゃん(と呼ばせて頂く)だと分かった。僕も同じ理由で親を呼び寄せたことがあるからである。
「はい!日本から来ています!僕が2009-2011年にBusiness Schoolに留学した関係で、家族3名でこのVillageで2年間を過ごしました!
娘が5歳の2015年に一度旅行に来たのですが、あれから9年も時間が経ってしまいましたが、娘が中3になり英語が少し分かるようになったので、今年2024年に再びやってきました!
ベイエリアでの生活は最高ですよね?羨ましいです!!!」
おばあちゃんは顔を曇らせ、リアルを語り始めた。
「今のベイエリアですか?経済的に地獄ですよ。日本人にとっては。。
息子が[xx]からの社費留学で、昨年はIvy Leagueの[xx]で[xx]を取得し、今年からはBerkeleyに来ているのですが、カリフォルニアの物価の高さは、もはや息子の給料では賄うことは出来ません。無理です。
大学周辺では激安であるVillageの家賃も2,600ドルを超えました。150円換算で40万円を超えます。40万円ですよ?勿論、これだけで息子の手取り給料の多くが消えていきます。
食費の高さは、スーパーに行く度にげんなりするレベルです。外食ですか?全く行く気がしません。行く気がしないというか、行けません。ちょっとしたランチでもチップ入れると50ドルくらいです。ディナーなんてとんでもありません。行けません。。
2009年はどういう時代でしたか?」
僕は答えた。答えねばならない。同じ日本人Berkeley留学生として、現実から目を背けてはいけない。
「リーマンショック直後で、アメリカ経済が弱っていた時代です。1ドル80円の時代でした。ドル建の物価そのものも安く、全てが日本の3/4くらいの感覚でした。
スーパーで分厚い熟成肉を買って、このVillageでみんなでバーベキューしたり、ワインなんかも景気低迷で安かったのでOpus Oneみたいな高級ワインを持ち寄り、紙コップに入れて飲んでいました。そんな時代でした。日本からベイエリアに来て物価の高さに驚き、2009年のあの安さは夢だったのかとすら思います。
スーパーはどちらに行っていますか?我々はBerkeley BowlとWhole Foodsがメインでした。」
「えええ!そんな時代だったのですか。。今の私たちは[xx]に買い出しに行っています…」
妻はゴクリと唾を飲んだ。
ベイエリアでは、所得階層別に通うスーパーがかなり明確に分かれている。[xx]は一度、怖いもの見たさで訪問したことがあるが、並んでいる食材とスーパーの中の匂いを感じてやはり怖かったことから二度と足を踏み入れることはなかった。まさか、同じ日本人が最下層に近い生活をしているとは。
おばあちゃんはその後も、ベイエリアの物価の高さ、そして日本の上がらない給与所得の話をした後、こう纏めた。
「はぁ、日本にも良い時代があったのですよね。。今のアメリカは、特にカリフォルニア、そしてベイエリアは、日本のエリート層でも生活するのが経済的に厳しい土地になりつつあります。
ベイエリアには、Ivy Leagueには無いモノやサービスが沢山あり、そして美味しいレストランがあることも知ってはいますが、生活者としては手を出すことは難しいです。私はVisaの関係で定期的に日本に戻り、また渡米する生活をしていますが、日本に戻る度に、日米の経済格差が広がっていることに気が付かされます。
日本人は、今起きていることの現実を知る必要があると思います。
最近、家族以外の大人と日本語を話す機会も減ったので、つい話し込んでしまいました。御旅行を楽しんでくださいね!」
最後はお互いに手を振って別れたが、”家族以外の大人と日本語を話す機会も減った”という意味の深刻さに中3娘は気が付き、顔を曇らせていた。
2024年の大晦日に白ける話をして恐縮だが、これが日本の現実なのである。
★現時点の立ち位置:
①公文:数英国最終教材修了(中2/2024年3月)
②英検:1級合格(高1/2025年7月)










ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません