ヨンデミー:取材「高学年になればなるほど、昔の読書量不足が響いてくる」
2021年2月22日(月)。
小6サピックスの国語のレベルが、小5から一気に上がりました。ヨンデミーのLINE相談の後に話が盛り上がったので、代表の笹沼さんに取材してみました。サピックスが求める国語力を理解するヒントになりますし、僕自身も勉強になりますので、こんな感じで不定期で取材をしていくことになると思います。
■zoomで取材:
戦記:「娘が新小3だと仮定してヨンデミーさんのAI司書に推薦された4冊をパラパラめくってみましたが、読書は早いタイミングで開始しないとまずいな、ということを再認識しました。」
笹沼さん:「早ければ早いほど良いというのは、間違いないですね。読書は、今、1冊読んだからといって効果がすぐに出るものではないのです。しかし、読まなかったらどうなるかと考えると、後でとても大きな差になってくることになります。本を読めば読むほど語彙力がついてきて、語彙力がついてくるからこそ、上のレベルの本が読めるようになりますし、知らない語彙も推測できるようになります。どんどん、相互作用が強くなり伸びていくことになります。」
戦記:「御指摘の通りでしょうね。娘の過去の読書リスト約680冊を見直して思ったのですが、初めは絵本系から入っていったのですが、あるタイミングで読書のレベルが、ぐいっ、と非連続的な伸び方をするのです。このタイミングで文字の量も増えてきますし、絵本的な絵から挿絵に変化しています。この成長のベクトルを上向きにしていくことが、娘を観察してきた限り、大事なように思います。」
笹沼さん:「読書の進化が一直線ではなく、段々になっていてステップアップしていく、というイメージは正しいと思います。まずは絵本の読み聞かせから入り、次に一人で読む自力読みに入り、その次が今おっしゃっていた絵から挿絵にかわり、次第に文字が小さくなっていく、そんなプロセスですね。ここで大事なのは、各ステップでそれなりの蓄積がないと、無理やり次のステップに進んだとしても、躓きやすくなってしまうということです。そして、高学年になればなるほど、昔の読書量不足が響いてくることになります。」
戦記:「娘の小6サピックスが開始し、国語の文章を読んでいて思うのですが、サピックスが出してくる文章のレベルが高いんですよ。小5から比べると、一気に上がりました。小1から小5まで豊富な読書経験があるならば読める内容なのですが、読書への時間投資をしてこなかった場合、これは、、、相当キツイだろうなと思います。」
笹沼さん:「キツイでしょうね。。国語の問題って、読めることを前提にして作成されています。読めることを前提とした上で、問いにより深掘りをしていくことになります。この読む段階で躓いていらっしゃるお子さんは多いとヨンデミーでは考えているのですが、そこは大手塾がサポートしてくれない分野なんですよね。」
(続く)
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JI/上位10%【2020年12月8日から】
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