高1/Twitterの記録:「進学先で下位25%に定着する主因は、受験終了時点での学力というよりは、「入学後から中1の1学期終わりまでの初速が出ない」ことが犯人だ。」
2025年4月30日(水)。 【2026年2月17日(火)記録】
中学受験で勝ち取った進学先で下位25%に定着する主因は、受験終了時点での学力というよりは、「入学後から中1の1学期終わりまでの初速が出ない」ことが犯人だ。偏差値や上位下位は母集団内の相対的立ち位置の話なので、小学生時代に準備すべきPlan Cビバーク計画を仮説として提示する。
(1)Plan Cの要素
①英語(寄与度50%)
下位25%を産み出す主な原動力は英語の不調である。総合下位25%で英語が得意な人を見たことがない。
早期英語というと「小学生時代に英検1級合格」みたいなエクストリーム路線を想起してしまうが、実は、早期英語の本質は弱者救済策にあると僕は常々考えている。
小学生時代に英検4級合格+パス単4級までフル暗記できていれば、進学先の英語で遭難することはほぼ無かろう。進学した学校での少なくとも中1分野を終わらせていることになるからだ。Twitter英語界では英検4級というと馬鹿にされがちだが、エクストリームな人間たちの言説に惑わされてはいけない。
サピックス的な中学受験で苦戦している家庭ほど、英語に時間を割か(け)なくなるが、実は苦戦している家庭ほど取るべきアクションは逆なのである。
小4段階でサピックスで苦戦しているならば、中学受験に全振りせず、1日20分で良いので英語に時間投資すべきだと思う。この英語への投資が、親子疲弊しての血みどろの戦いの帰結としての進学先に入学した後で、強い差別化要因になる。安心して苦戦するのか、不安なまま苦戦するのか、だいぶ意味が変わってくる。
②数学(寄与度30%)
英語の次に躓きやすいのは数学だ。これへの対応だが、小学生時代に、公文数学G(=中1)で文字式の基礎中の基礎をやるか、RISU算数で中学分野を軽くで良いので見ておくと良い。定着まで狙わなくても良い。土地勘があるかどうか、が大事なのだ。
小学生や新中1にとっては、算数的アプローチから数学的アプローチ(文字式とマイナスの概念の導入)への変化量は、野球やっていたつもりがいつのまにかサッカーになっていた位の変化なのだ。
娘の場合、小1で公文算数F(=小6までの四則演算)を終えたが、数学G(=中1の文字式)を終えるのに、なんと小2の1年間を要した。マイナスの概念を理解するのに、1年間である。
この実験で僕が理解したのは、算数から数学への質的変化に対応するには「一定程度の時間を要する」ということだ。
算数では「=」は「→」という論理展開としての方向性を示す記号として扱われるが、数学では「=」は「同等」という意味なのだ。
両者は全く異なる概念なのだ。
脳が未成熟の場合、この概念変化に適応するには、大人が考える以上の負荷がかかることになる。中1になり部活や学校や塾やらで多忙になると、この質的変化に頭が追いつかなくなる可能性がある。
③読書(寄与度20%)
高1娘は中学受験時代に少なくとも829冊の(意味のある)読書をしたが、中学入学後は読書量が激減している。学校や部活や鉄緑会や英検や模試が忙しくて、読書に時間が回らないのだ。
しかし、中学受験国語への対応という観点で読書量を重ねておいたので、その遺産で大学受験国語を戦えている。
進学先にて下位25%に沈んだ場合、英語と数学で苦戦しているはずなので、もうこれは読書時間を確保できる筈がないのだ。すると、日本語ベースでの読解速度が伸びず、共通テストで要求される処理速度に到達しない。母語が弱いと、英語なんて更に無理。
対応策は、中学受験国語に入れ込む前に、読書習慣を確立し、小学生時代に読書量を積んでおくことだ。
読書教育はこれまで高学歴富裕層の家庭内教育の秘伝のレシピとして対外的に出ることがなかったが、ヨンデミーが読書教育を民主化しつつある。親が自分自身の読書経験に絶対的な自信があり、親として読んで貰いたい本ではなく、子供の興味関心にfitした心の栄養になるような選書を高い確率でできるならば良いのだが、相当な難易度だと思って欲しい。僕には無理だった。当たり前だよな、普段児童書は読まないもの。
親としてあれこれ試行錯誤するうちに、あっという間に小学生時代の時間が溶けるので、時間を大切にして欲しい。
(2)まとめ
「先取り」というと「強者の戦略」だと思われがちだが、僕は「弱者の戦略」だと考えている。要するに中学受験後の世界で躓くシナリオは先例が豊富なので、”軽い”先取りをすることで現時点でFail Fastして、将来の致命傷を回避する思想が大事だと僕は考える。苦戦している時ほど、将来に備えた方が良い。
★現時点の立ち位置:
①公文:数英国最終教材修了(中2/2024年3月)
②英検:1級合格(高1/2025年7月)










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