小4/雑考:書評『非常識な SPICA式 算数勉強法』(橋本有人)
2019年12月11日(水)。
Amazonのカスタマーレビューに採用されました。
■SPICA=猛獣動物園
中学受験業界は、今大きく変化しています。これまでの常識が通用した「古き良き時代」はフォトン算数クラブやRISU算数の台頭により過ぎ去り、2022年中学受験組からは低学年化に象徴される「令和時代」の中学受験市場に変化しています。
そんな時代の転換点である2016年(=2022年中学受験組の小1時代)に突如として出現したのが、早稲アカの別ブランドであるSPICAです。橋本有人先生は、そのSPICAの看板講師です。
橋本先生の授業は、他と一線を画しています。何しろ、凡庸だった我が娘に算数の本質を気が付かせてくれて、小4女子でのジュニア算数オリンピックファイナリスト、小4夏の早稲アカトップレベル模試で偏差値80.3(総合2位/1,121名)にまで引き上げた先生ですから。
本著では、橋本先生が目指す方向性が明確に示されています。
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p.58:「知らないからできない、習っていないから解けない子」ではなく「条件が変化しても柔軟に対応でき、常に新しい問題を解決することができる子」をいかに育てるかが肝要です。
=unquote=
これは「古き良き時代」の塾業界の方も言うことであり、問題は「how」なのですが、橋本先生のアプローチが革命的なのは「教えることが仕事」ではないと自己認識していることです。
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p.125:こんなことを言うと、「講師は教えることが仕事でしょうが」と批判されそうですが、構いません。講師は「解説をすること=仕事」ではありません。われわれの最大の任務は「生徒が自力で情報収集し、自分で論理経路を立て、それを検証する環境を作ること」です。このサポートを継続し、その行為が彼らの中で常識化、習慣化できた(=論理力を獲得できた)ならば、これ以上ない算数講師冥利に尽きる感情が私たちに芽生えるのです。
=unquote=
・・・さて、この本には書かれていませんが、このような方針で行う算数の授業はどうなると思いますか?
「猛獣動物園」としか形用しようがありません(笑)。とにかく騒々しい。子ども達は目を輝かせながら我先にと手を上げて大声で自説を主張し、自分よりもスマートな論理展開をした同級生を笑顔で褒め称え、そして初見の難問(=獲物)を切り崩す一手を奪い合う、あの張り詰めた緊張感といったら。
SPICAは、今では首都圏において入塾基準を突破すること自体が最も難しい塾に成長しています。更なる猛獣が集まり、橋本先生のもとで鍛えられていくのでしょう。腕に覚えのあるお子さんは、猛獣動物園の門を叩いてみませんか?
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス50%、中学入学後50%
①公文:数学J/上位0.3%/東京都27位【2019年1月29日から】
②公文:国語K/上位0.3%/東京都15位【2019年10月26日から】
③公文:英語GII/上位66%【2019年12月4日から】
④算数:塾カリキュラムでオントラック
⑤語彙:パス単5級+言葉ナビ上・下+ことば1200
⑥漢字:小4を深堀り完了、宝物を探す日々




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