小5/雑考: 『AERA with Kids 2020夏号』の謎
2020年6月11日(木)。
コロナ期間中を意識した特集だと思いますが、「極める!おうち勉強」というテーマでしたので読んでみました。
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コロナがあってもなくても、「家庭学習」は中学受験の主戦場であり、塾の有無に関わらず、極めるというか"究める"必要があることだと思うのだが、、、という目線で考えていましたが、「(小学校が閉鎖されてしまっているので)極める!おうち勉強」というコンテクストなんですよね。
そうか、視野が狭いのは僕の方ですね。
極東の島国の一平野における60,000人のニッチ市場である首都圏中学受験にどっぷりつかっていると、日本全体の標準的課題からの乖離が大きくなるな。気を付けないといけません。
・・・そんな自己批判をもとに読み進めたのですが、「家庭での学びをしっかりとサポートするオンライン教材はどれ?」(スタディサプリ教育 AI研究所所長 小宮山理恵子氏)については、読者としては注意が必要ですね。記事としての信憑性は、大丈夫なのだろうか。
AERAだから信頼できるだろうと思って読むのは危険ですね。プレジデントファミリーも、たまに凄い記事(例:僕の学び:「タワマン上層階の子「成績は低迷」の理由」→公文広告並みにミスリーディング)を書いたりしますので。
以下が僕が気が付いた点です。
(1)「オンライン教材、わが家ではこう使っています!」
p.57の統計調査結果です。「4%」とか「8%」という数字が多いので、おかしいなと思って「回答数」を見たら「29」。そうか、29人の1人はたしかに4%に相当しますね。29名のサンプル数ならば、わざわざ%表記にすることなく、人数の棒グラフの方が読者をミスリードさせないと思いますが。
でも、そんなことが問題なのではなくて、スタディサプリが監修したであろう僅か29名の統計調査で、自社サービスが2位になるような統計調査結果をババーンッ!と掲載してしまうのは、いかがなものだろうか。
そして、最大の謎なのが、「学習塾系」が8%であること。つまり、たったの2名。29名の有効回答者、かつ複数回答可の統計なのだが、2名ってどう考えても少なすぎるように思います。コロナ期間中は大手塾は何らかのオンライン授業をやったはずである。にも関わらず、2名。『AERA with Kids』を購入するような教育熱の高い層は、大手塾には通塾させている率が、世の中全般よりも高いと思うのですが。一体、誰に対してアンケート調査をしたのでしょうかね。謎が深まります。
(2)マトリックスの縦軸が凄い
横軸(=x軸)に、
「子供のレベルに合わせた内容」←原点→「教科カリキュラムに沿った内容」
は適切な設定だと思います。
しかし、縦軸(=y軸)に、
「ラク勉感覚」
↑
(原点)
↓
「勉強感覚」
とあるのは、なかなか凄いですね。「ラク勉」だそうです。誰にとってラクなのでしょうかね。お子さんでしょうか。保護者でしょうか。それとも、事業者でしょうか。
尚、「ラク勉感覚」には、
①スマイルゼミ
②チャレンジタッチ
③デキタス
④そろタッチ
⑤Qubena wiz Lite
⑥スタディギア for EIKEN
が入っています。
尚、監修者であるスタディサプリがカテゴライズされている「第三象限」(勉強感覚 & 子どものレベルに合わせた内容)には、
(a)スタディサプリ
(b)RISU算数
(c)すらら
が入っています。
つまり、「スタディサプリ」はこの2社を競合だと認識していることは明らかなので、都合の良い統計データを使ったのでしょうかね。なにしろ「RISU算数」と「すらら」は、それぞれ1名/29名にすぎませんから。
・・・以上、ついうっかり、論理解析をしながら読んでしまいました。昨今の中学受験の難関校は、こういうcritical reasoningをできる受験生を求めていますので、スタディサプリは保護者に対して子供の教育機会を与えてくれているのだと僕は思います。偉大な会社ですね。
■追記(2020年6月14日)
アメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで1位でした。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】







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