RISU算数:「RISUきっず」問題の「指示文」を読み理解して作業をする経験

2020年11月(小5)

2020年11月4日(水)。

 

SenkiChatで未就学児の保護者の方とチャットしていて、学びがあったので記録に残しておきます。

 

それは、未就学児が日常生活を普通に過ごしている場合、算数や国語のテストに出てくるような「指示文」にはほぼ遭遇しないということです。

 

娘が最初に受けたサピックスのテストは2016年3月の新1年生の入室テストですが、Aコース発進というか、ギリギリ合格できたというか、いずれにせよ惨憺たる出来栄えでした。今思うと、当然の結果なんですよね。なぜならば娘は問題文の「指示」の内容を、算数も国語も読めていなかったからです。

 

=quote=

算数大問2

 

<れい>のように、うえの ことばと なかまの ことばを したから ふたつずつ えらび、せんで むすびましょう。(ただし、<れい> で えらんだ ことばを むすんでは いけません。)

 

(問題は割愛)

=unquote=

 

この問題に遭遇した娘は、指示内容を理解できず、「例」と同じように線を引いて全滅しました。すごいですよね。娘は、「れいのように」線を引きました。

 

当時は僕もサピックスという塾が求める水準を理解していなかったし、娘がこのレべルの問題すら解けないことにショックを受けました。しかし、小5の11月の立ち位置から、新小1の3月の娘をみてみると解けなくて当然だと思います。なぜならば、上の文章題には、「れいのように」「ふたつずつ」「むすぶ」「ただし」という条件が織り込まれていますが、新小1の3月の娘はこれほどに条件が織り込まれた文章に、それまでの人生で遭遇したことがないはずだからです。

 

 

 

 

公文算数は戦略的に筋トレに特化しているので、文章題はありません。でも、未就学児の間に、きちんとした日本語での「指示」文章を読んでアクションを取るという経験がないと、今後はサピックスの入試テストすらパスできないという事になりかねないと思います。そして、恐ろしいことに、地域によってはサピックス校舎満杯問題が発生しており、新小1で入室しないと、自宅からすぐの校舎に通えない現実がある。

 

 

未就学児向けに開発されたRISUきっずを分析していて思うのは、

 

 

「かずを かぞえましょう。」

 

 

 

「しかくに すうじを いれましょう。」

 

 

 

「ひょうと おなじに なるように すうじを いれましょう。」

 

 

 

・・・と大人が見たら何も思わないであろうストレートな指示文だったとしても、未就学児からしたら、それなりにハードルが高いのだろうと思います。こういうストレートな指示文を理解して作業をする訓練を未就学児のうちにやっておかないと、新小1の3月の娘のようなことになるのだろうと思いました。2016年当時でサピックスはあのレベルだから、今はどうなっているのだろうか(最近の中学受験業界の進化は早いし、易化することはほぼ無いと考える)。

 

結局、未就学児から低学年においては、算数の指示文も、音読をする→理解する→作業する→正答する→理解していることが証明される、というやり方をしないと、国語能力も伸びないし、算数の問題も解けない、ということになりかねないようです。娘のように痛い目に遭ってからでもリカバリーは可能ですが、未就学児の時間を有効活用できていたとは思えないので、これは反省材料だと思います。

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語III/上位20%【2020年10月17日から】
③算数:塾カリキュラムでオントラック
④語彙:パス単準2級+言葉ナビ下巻
⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki