『蜜蜂と遠雷』(2017年本屋大賞)(恩田陸)のレビュー

2021年05月(小6)

2021年5月10日(月)。

 

蜜蜂と遠雷(上・下)』(2017年本屋大賞)

 

=quote=

娘:「いやー、もー、これは凄い表現力ですよ。ピアノの世界をこれほど文字で表現できるだなんて。新種ですよ、新種。パパにもお勧めできますね。」

=unquote=

 

娘からのおすすめ本なので、僕も読んでみました。

 

市川中学校の学校見学に行く際、電車内で読み始めたのですが、はじめの30ページくらいで電車が動いていたのに気が付かない内容でした。

 

娘が言っていた「新種」という表現は正しいかもしれません。音楽を文字でこれほどまでに表現できるとは。音楽の経験があるお子さんは、更に楽しめるかと思います。小4だと少し早いですね(読解力が備わってないと、読むのがもったいない)。小5~6にお勧めです。この本に没頭できるかどうかで、文章読解力(というよりかは没頭できるだけの読解力があるかどうか)が分かると思います。

 

ヨンデミーさんが指摘している、以下経験を娘は積んだはずです。小1~3の間に、児童書を読むことでこういった経験を積むことが、その後の読書スタイル(と、学力としての国語)を決めるのだと思います。

 

・2021年3月:ヨンデミー:取材「大事なのは「お気に入りの一冊」に出会うこと」

 

=quote=

笹沼さん:「はい、本当にその通りだと思います。この没入体験と言うのは大事なキーワードでして、用語でいうとReading Zoneという概念があるのですが、本の内容に没頭して周りの音が聞こえなくなるとか、時間を忘れてしまうとか、そういう状態になっていることを指します。この状態のポイントは、2つありまして、一つは滅茶苦茶楽しい、もう一つは読むスピードと理解力が上がっていることです。つまり、自分の読書レベルを上回る本でも読めてしまうということになります。この状態をつくることが読書レベルを引き上げる上では大事なことになります。」

=unquote=

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】

 

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Posted by senki