小6/サピックス:2021年6月/第2回志望校判定サピックスオープン(国語B偏差値30台の原因)
2021年6月20日(日)。
国語の記述が得意なはずの娘に発生した、偏差値80台→偏差値30台へのシフト。偏差値70台→偏差値40台はありそうですが、80台から30台はなかなか経験できないと思うことにします。
なぜ発生したのか?
昨夜、妻と僕が実際に国語Bをカリカリと解いて、①模範解答を分析し、②娘の解答を分析しました。その上で、夫婦で娘とディスカッションを実施。以下が判明しました。反省録らしく率直に記録しておきます。
(1)娘が国語Bで偏差値30台となった直接の理由
主人公の「父親のようになりたくなかった」という気持ちを読み取れていなかった。
(2)なぜ読み取れなかったのか?
家族全員で議論して判明したのですが、娘は「ヒステリック」という単語の意味を知りませんでした。なので、この部分を読み飛ばしていました。決定的に重要な文章であるにも関わらず、娘は線を引いていないことからも明らか。
たったこれだけの要因で、文意を読み誤り、国語記述テストで偏差値80台→30台に叩き落されたことになります。実に恐ろしい。
つまり、
「酒を飲んではヒステリックになり感情的行動を取り、小学生になる前に家族を捨ててどこかへ行った父親」(今、手元に問題文が無いので記憶に基づきますが)のようにはなりたくない
↓
冷静沈着な自分でありたい
が読み取れておらず、大量失点につながったことになります。
(3)今回の失敗からの学び
以下の通りです。
①文章の読解力を決定するのは語彙力である。今回痛い目遭うことで、改めて再認識しました。特に、文意全体に影響する語彙を知らないと、今回のようなケースが発生します。
②国語A(=選択肢タイプ)のような形式ですと、多少の読み違えがあっても大きな失敗にはなりません。しかし、国語B(=記述タイプ)ですと、読み違えると全滅に近い崩壊をするリスクがあることを認識。(※今回は娘は国語Aも失敗しているのですが、大きなダメージにはなっていません。)
③上記から考えた今後の対策としては、語彙力を強化することが重要。読書の幅を広げて多様なタイプの文章を読み、未知の語彙に接触する機会を増やすこと。その上で、本人が理解が甘いな、と思った語彙については辞書で確認させるアクションが必要。今回娘は痛い目に遭ったので、サボらずにやるようになると思います。ヨンデミーの仮説が正しいです。
=quote=
・2021年3月17日:ヨンデミー:取材「早い段階で好みの幅を広げてあげる」
笹沼さん:「一つは本の好みの問題という要素があります。これは学年によって本のジャンルというものマジョリティが変化していくことがあります。低学年の場合の典型例が、動物が主人公だったり、動物が友達だったりするジャンルが多いですよね。中学年になると次第に人が主体となる本が増えてきて、高学年になると魔法を含めたファンタジーが増加していきます。ここで、低学年のお子さんが動物が好きだからという理由で動物の本しか読んでいなかった場合、高学年になった際に、自分が好きな本が見つからなくなってしまうのですね。この時に、読みたい本が見つからなくなり、いつの間にか読書をしなくなっているという状態に突入することになります。保護者の方も日常が忙しいので気が付けないことが多いのですが、いつの間にか読書をしなくなっていたということが多発しています。これを回避するために、早い段階で好みの幅を広げてあげることが大事になります。お子さんの興味の芽をいち早くキャッチし、うまく誘導してあげることが大事です。」
戦記:「それまでに獲得してきた語彙の観点からも、壁に感じるでしょうね。本が急に難しく感じてしまうことになります。」
笹沼さん:「満遍なく語彙を獲得していかないと、それまでに触れたことのないジャンルの本に出合うと、苦手意識を持ってしまうことになります。」
=unquote=
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】
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