小6/読書:『等伯』(安部龍太郎/2012年直木賞受賞作品)のレビュー
2021年9月10日(金)。
娘が絶賛していた、以下書籍。
793:『等伯(上)』(安部龍太郎/文春文庫/374ページ)
794:『等伯(下)』(安部龍太郎/文春文庫/374ページ)
僕も読んでみましたが、娘が絶賛する理由が分かりました。文学作品としても一流ですが、中学受験に求められる歴史知識の再確認という観点でも一流でした。
なにしろ、
・狩野派の歴史
・織田信長による比叡山焼き討ち
・千利休
・朝倉氏一乗谷
・石山本願寺
・安土城
・坂本城
・近衛前久(「麒麟がくる」でも登場していますが、重要人物です)
・キリシタン大名
・「安土宗論」(浄土宗と法華宗)
・本能寺の変
・秀吉の聚楽第
・秀吉の北条討伐
・石田三成一派の台頭
・朝鮮出兵
・千利休の処刑
です!
そして、最後の「松林図屏風」が誕生する物語(=仮説)は圧巻。中学受験では「狩野派」は登場しますが、「既存勢力として権威を持つ狩野派」に対する「裸一貫でのし上がった長谷川等伯」の対立構造を読み解くと、安土桃山時代が身近に感じられると思いました。読むと、ほぼ間違いなく、狩野派と石田三成が嫌いになると思います(笑)。
尚、小4-6サピックス生は、ぜひ、山川出版社の『詳説日本史図録 第8版』を読んでほしいですね。わずか946円で買える、素晴らしい大学受験用の資料集です。『詳説日本史図録 第8版』には長谷川等伯は登場するのですが、サピックス指定の『ジュニア 歴史資料』には長谷川等伯の作品は登場しないんです。パラパラめくるだけでも面白い資料集ですし、小4くらいから、
「うわー、この絵きれいだな!」
といった感覚を持っておくと、歴史での得点力upにつながっていくと思います。
娘は2020年11月に狩野永徳の「唐獅子図屏風」を鑑賞していますが、訪問するきっかけの一つがこの資料集でした。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位6%【2021年8月6日から】










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