小6/語彙力:『言葉力1100』と『パス単3級・準2級』の共通点
2021年9月11日(土)。
『パス単3級』と『パス単準2級』の熟語に出ている例文を音読するようになってから、めきめきと英語力が上がっている娘。2021年8月21日に、熟語例文の音読を開始しています。
・・・これ、僕としては既視感が強いのですが、なんでだろう、、、と考えていたら思い出しました。小1-4のサピックス生のマストアイテムだと僕が考える『4年生までに身につけたい 言葉力1100』(通称、言葉力1100)の学習のやりかたと、ほぼ同じであることに気が付きました。
初学者にとり、国語も英語も最初のやりかたは同じなのね、、、と考えてこの反省録の過去の記録を調べてみたら、娘が小1当時は「低学年は、英語を勉強するように国語を勉強すべきである」という仮説を持っていたようです。
・2016年7月18日:小1/語彙力:『言葉力1100』の例文コンテクスト
=quote=
やはり、文章を暗記しており、その構成要素として、語彙を暗記している。つまり、語彙の意味を短文のコンテクストと同時に暗記している、ことが判明。頭のこりかたまった僕みたいな大人には、想像もできない形式で脳にインプットされていました。
つまりこれって、英語の世界における『DUO 3.0』に代表される単語帳のように、例文+単語、の組み合わせで勉強していることを意味します。単語の意味や定義を、無味乾燥な説明で覚えるより、活きた例文のコンテクストの中で単語の「雰囲気」も含めて理解するのは、とても有効だと思います。
例えば、
①「意固地」=つまらないことに意地を張って、自分の考えを押し通すこと。
って大人が読んでもピンときませんが、
②「あまり[xx]にならず、人の意見もよく聞くべきだ。」
という例文のコンテクストとともに理解すれば、「意」「固」「地」という漢字をまだ学習していない娘でも、意味を理解できる。
やはり、この『言葉力1100』のコンセプト、凄い。知れば知るほど、よく設計されています。
学習者が多く、市場規模が大きいので強い競争原理が働く「英語勉強市場」で培われたノウハウを意識して作られたのでしょうか?それとも、単なる偶然?それとも、語学学習における単語力強化方法としての当然の帰結なのか?
=unquote=
・・・つまり、この記事から5年とちょっと経ち、「国語も英語も、語彙学習においては良質な短文の音読が鍵」ということが確認されました。
娘の中学受験もそろそろ終わりますので、使わない参考書類は、ばっさばっさと捨てています。しかし、この3代目『言葉力1100』は永久保存にしようと思い、手元に残してあります。1冊目は娘が当時の字で書き込み、2冊目も書き込み、3冊目は空欄のままにして音読していました。今思うに、真に保存価値があったのは、娘が小1当時の「ひらがな」で書き込んだ1冊目だったのかもしれません。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位6%【2021年8月6日から】
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