小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (10) 2018年開成中学校社会①より 近現代史 廃藩置県
2021年11月8日(月)。
「歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!
しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。
=quote=
もともと日本は|本地垂迹説《ほんちすいじゃくせつ》というのを唱え、「神様仏様は同じだよ」という政策を取ってきました。
だから寺に行っても神社に行ってもどっちもいるようなよくわからない状態でした。異なる2つを融合する。概念としては非常に日本的です。「みんな一緒だよね」としたことで喧嘩をなくす高度な手法。
逆に「皇統は天皇家だけである!」「仏教と神道は別だ!」というのは、シンプルで分離したい理由もわかるのですが、社会的には一緒でいいと思うんですよね。喧嘩するより。
神社関係の話をしていくとこのころの吉田神道の影響が多く出てきます。いびつな一神教としての神道。しかしこの国家神道が戦争に突き進んだ時代の精神的支柱となっていくんですね。
しかし廃仏毀釈、結構厄介でした。もともと神仏混ざっていたので引きはがせない。もう表面を取り繕うべく神様くっつけるしかない。しかしこの時国宝級の仏像も多く焼却されたといわれています。
タリバンによるバーミヤン遺跡破壊くらいの人類文化に対する冒涜ですね。奈良の興福寺も五重塔が売りに出されて薪にされそうになりました。結構な蛮行ですね。
こんなことした理由として挙げられるのが、
①江戸時代の|寺請制度《てらうけせいど》の管理統制してきたお寺の特権に対する反感
②地方官が寺院財産を没収したかった
③ピュアな神道を求める廃物思想によるもの
と考えられています。まともな人たちは「神仏分離=廃仏毀釈ではない」ということが分かるはずですが…国学を突き詰めると「仏教って大陸文化だから不純だぜ」ってなっちゃうんでしょうか。政府の政策によって暴動襲撃が起きた事例です。
=unquote=
な、なんと。。2020年10月に「小5/博物館/158~171:小5/奈良ツーリングの訪問先」にて興福寺を訪問していますが、薪にされそうになったのですか。。。
尚、実は誰もが知っている登呂遺跡。こちらの出土物は、実際に薪にされています。弥生時代に稲作が行わていた貴重な資料です。。当時、小3の娘もショックを受けていました。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません