小6/サピックス:サピックスの校舎選びについて(このまま「サピックスα1」維持となるのか?)

2021年11月(小6)

2021年11月28日(日)。

 

そろそろ中学受験も終わりますので、後進の方向けにつらつらと記録に残しておきます。

 

娘のサピックスクラスについて。

 

小4~5は、ほぼα1だが、たまに算数でやらかしてα2か3まで落ちて、またα1に復活するという流れでした。

 

新小6(=2021年1月)以後はずっとα1にいます。授業中も含めて一度も落ちていない模様(※科目によってはα1から落ちたのかもしれないが、親としては確認できない)。とはいっても、1点差でα1に生き残ったこともありますので、偶然に左右された場面も多いです。娘の在籍する校舎はいわゆる中規模校なので、大規模校だったらα1は維持できていなかったと思います。もともとのプランでは、小4になると共に中規模校から大規模校へ移転する計画でしたが、あまり意味が無いなと思ってやめました。

 

サピックスの校舎選びについては、2021年現在は「そもそも満杯なので選べない」のですが、それでも初回のテストのワンチャンになりますが校舎は選べます。以下が僕が現在考えるポイントです。

 

■サピックスの校舎選択基準について

 

①自宅から近い校舎がベスト。移動時間は、時間の無駄使いです。自宅から近い校舎にしましょう。

 

②成績上位者以外は、大規模校はデメリットの方が大きい。成績上位者の定義としては、常にサピックス上位200位以内に入っている方。この層は、常にα1-2にいるので先生が安定します。サピックスがざっくり6,500人いるとして、残りの6,300人には大規模校のシビアなクラス分けでクラスが上下すると、先生がいろいろと変わります。そもそも成績が安定しないからクラスが上下するわけで、同じ先生の元で授業を受けた方が理解は上がるように思います。じゃあ、同じような位置で安定してればいいじゃん?、とも思いましたが、大規模校舎のクラス基準は時に数点メッシュで区分されます。なので、大規模校者で安定してアルファベット最上位クラスを維持、というのはある種難しいと思いました。

 

③大規模校舎ほど「優秀な先生」がアサインされているのはある種事実と思われるが、「優秀」な定義に注意が必要。ここで大事なのは「優秀」の定義なのですが、、、これはあまりブログ界で語られていないことかと思います。α1に定住しているサピックス生は、学力的に異次元すぎる方も多数おり、彼ら彼女らが満足するような質疑応答をできる先生なんて、そうそういないと思います。そもそも、既存のテキストを使わないで、その場で問題を出したりしますし。その意味において、「トップエンドにいる外れ値的なサピックスα1生を指導する」という大変な仕事をできる優秀な先生が大規模校(のα1)にいる、ということになります。でも、、、そういうスーパー先生はそれなりにクセがあるようですので、その先生が中堅層を指導したら良い結果が出るか、というと、そうは問屋が卸さないだろうなと思います。それぞれのクラスに、それぞれの悩みがありますので、その問題を適切に解決できる先生がアサインされているように思います。

 

④サピックスの校舎選びでは、クラスについても気になると思いますが、そもそもサピックスでは、クラスを気にしても仕方がないです。同じような立ち位置のクラスメイト同士で切磋琢磨した方が、結局、成績も上がりやすいように思います。同じクラスのライバルが間違えるポイントを客観視し、それを自らに活かす。そういう視点があるかどうかが大事だと思います。娘も小4-5の時に、α1からクラス落ちしたときに、クラスメイトから多くを学ばせて頂きました。というのも、サピックスのクラスについてですが、α1は「勝者のゲーム」(=いかに得点するか)ですが、それ以外は全て「敗者のゲーム」(=以下に失点をしないか)だからです。全くゲームが違います。この特性を理解して、日々の学習を取組めた方が、成績を伸ばしていけるように思います。

 

もう、何度も引用していますが、何度でも引用します。大事なことですので。

 

・2020年7月27日:小5/算数:算数男子と「敗者のゲーム」

 

=quote=

p.21

 

機関投資家の証券運用を「勝者のゲーム」から「敗者のゲーム」に変えたものは何なのか?それについて分析する前に、この二つのゲームの本質的な違いを検討してみよう。

 

TRW社の著名な科学者であるサイモン・ラモは、「勝者のゲーム」と「敗者のゲーム」の決定的な差を、『初心者のための脅威のテニス』という本の中で明確にしている。すなわち、テニスには二種類のゲームがあり、一つはプロ及び天才的アマチュアのゲームであり、もう一つはその他大多数のゲームである、と。

 

どちらのゲームでも、プレーヤーは同じ道具、服装、ルール、得点計算方法、そして同じ作法と慣習に従うが、この二つはまったく異質のゲームである。両者の統計的分析の結果、ラモ博士は次のように要約している。「プロは得点を勝ち取るのに対し、アマはミスによって得点を失う」

 

エキスパートたちのテニスでは、最終結果は勝者の行動によって決まる。プロのテニス・プレーヤーは長いラリーの末、強力で正確なショットを放ち、敵の手の届かない所へ打ち込んで勝利をつかむ。こうした一流のプレーヤーはめったにミスを犯さない。

 

アマチュアのテニスは、これとはまったく異なる。素晴らしいショットとか、エキサイティングな長いラリーといったものはなかなか見られない。ボールはしばしばネットにかかり、ラインの外へ出る。ダブル・フォールトも珍しくない。アマチュア・プレーヤーは敵をやっつけることなどめったにできず、いつも墓穴を掘って終わる。得点のほとんどは相手のミスによるものだ。試合に勝つのは、相手の失点が多いからだ。とすれば、私たちはミラクル・ショットを決めようとするのではなく、とにかくミスの少ない、確実なテニスを目指すべきである。

=unquote=

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】

 

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Posted by senki