新中1/志望校:「”熾烈な男女御三家の1340脚の椅子とりゲーム”」は本当?
2022年1月2日(日)。
2021年11月27日に書いた「小6/記事レビュー:Yahoo「”熾烈な男女御三家の1340脚の椅子とりゲーム”」」。改めて読み直してみると、引用元の記事の内容にも違和感がありましたので、改めて調べて記録に残しておきます。
(1)ファクト(男女御三家の2021年の募集人員と合格者)
①開成:300名(398名)
②麻布:300名(377名)
③武蔵:160名(183名)
④桜蔭:235名(283名)
⑤女子学院:240名(274名)
⑥雙葉:100名(115名)
・男女御三家合計:1,335名(1,630名)
・・・足し算してみたら、そもそも1,340席ではなくて1,335席だし。案外適当ですね(まさか、桜蔭の2018年入試からの5名定員削減が反映されていない数字が採用されているのかも)。まあ、これは良いとしても、実際の合格者は1,630名ですね。男女御三家の椅子取りゲームは概ね1,600席と認識しておくと良いです。
(2)そもそも御三家がトップなのか?
男子校の過去問は見ていないので分からないのですが、女子校の世界を見ている限りでは、渋幕の過去問はいろいろな意味でずば抜けています。暗記や反復学習で太刀打ちできるようなものではありません。
男子は女子校を受験できませんし、女子は男子校を受験できません。男子と女子のトップクラスが、スケジュールを気にすることなく直接戦えるのは、1月22日(土)の渋幕1次だけです。
そして、この渋幕1次試験は、御三家受験組ですら塾から「敬遠した方が良い」と言われる代物です。理由は簡単で、
某塾:「1月22日(土)に受験して、結果が分かるのが24日(月)。不合格だった場合、2月校へのメンタルに影響が出ることがある。1週間で立ち直れないお子さんもいる。第一志望ならば受けることになるが、第二志望の場合は、よほどの自信があるか、メンタルが強くないとお勧めできない。」
そんな渋幕1次の2021年の募集人員と合格者数は、以下の通り。
⑦渋幕1次:215名(682名)
・男女御三家合計:1,335名(1,630名)
新中1の1月になって、娘のサピックス報告も勘案すると、この約680名が首都圏中学人口約49,000名での最上位層(上位1.3%)であるように思います。そして、682名/1,630名=41%。御三家受験組の全員が渋幕を受けるものではありませんが(不合格リスクから回避したり、遠方過ぎて通えないから回避するなど)、一つの目安になると思います。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KII/上位5%【2021年11月19日から】
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