小6/歴史:「河村瑞賢」に関する2冊(江戸時代初期の水運インフラ整備)

2021年04月(小6)

2021年4月25日(日)。

 

サピックスの小6春期講習で出てきた、河村瑞賢(かわむらずいけん)。元の名は河村七兵衛です。

 

サピックス社会コアプラスでは、「447:江戸時代の主な航路」で出てきますが、河村瑞賢の名前は無し。スタディアップ暗記の極意歴史では「411:交通も発達し、[xx]が整備されたり、河村瑞賢により、[xx]・[xx]が開かれた。」と名前入りで出てきます。

 

河村瑞賢について僕は余り知りませんでしたので、伊藤潤の2冊を読了しました。いやあ、最高ですね。中学受験の社会に直結する、楽しく読める本です。娘にも読んで貰おうと思います。優先順位的には、①→②です。①だけでも良いと思います。

 

河村瑞賢が目指したのは、日本の水運インフラを整備して日本全体を豊かにすること。ポイントを纏めておきます。河村瑞賢の屋敷跡が中央区にありますので、サイクリングをしてみようと思います。

 

 

①『江戸を造った男』(伊藤潤/朝日文庫)

 

・明暦の大火の直後、厳冬期の木曽路を命がけで突破して木材を買い占め。その元手を使い、明暦の大火の被害者を救済。焼死者の埋葬が進まないので、増上寺の前で将軍後見役の保科正之に直訴した結果、自ら焼死者埋葬事業のトップになる。この仕事が幕府に認められ、築地埋め立て事業などんにも進出。

 

・東廻り航路を開拓。難所は房総沖。ポイントは、東廻りで房総半島先端から北上して江戸湾に入る(と風向きで遭難する)という発想を捨て、房総半島沖から伊豆下田にまず行き、それから江戸湾に入るルートとしたこと。たった1年で東廻り航路の安全性が飛躍的に向上。

 

・西回り航路を開拓。ポイントは冬の日本海の荒波での遭難やはね荷(=沈没を防ぐために荷物を捨てる)。当時の損米率は3割を超えていた。これを、瀬戸内海塩飽諸島の造船技術を佐渡島に集めて、千石船を開発。これにて、少ない乗組員にて大量の米を酒田から江戸へ運ぶことを実現。

 

・その他、幕府の命を受け、用水路開発、銀山開発、大阪平野治水事業などを担当。大阪平野治水では、遠浅で大型船が入港できなかった状態を解消。

 

・最終的に、商人から武士に取り立てられる(これは江戸時代初期としては異例なこと)。将軍にも2度拝謁し、死去。

 

・尚、詳細な記録が残っているのは、河村瑞賢が若き日の新井白石をスポンサーとして支援していたから。新井白石が、河村瑞賢の口述を記録していたためです。

 

 

 

②『男たちの船出』(伊藤潤/光文社)

 

・ネタバレになるので詳しくは書きませんが、瀬戸内海塩飽諸島の船大工たちが、河村瑞賢の指揮のもとに千石船を開発する話です。膨大な試行錯誤(=すなわち

沈没と乗組員死亡)を経て、ついに新たな船の設計構造に辿り着く話。

 

・河村瑞賢が凄いのは、この設計技術を独占して己の資産を築くのではなく、日本全体に提供して海運インフラ能力を高めたこと。

 

 

 

 

 

娘:「すごいカバーだよね。。」

 

 

 

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Posted by senki