新小3:低学年の大手塾通塾に意味があるか(サピックスAクラスから銀メダルまで経験しての雑感)
2018年3月18日(日)。
なにかと話題になることが多い、「低学年ブースト」。低学年(年長~小2)で勉強することが、小6の2月での受験結果に影響を与えうるものなのかどうか。現在進行形で低学年を経験している僕にとっては面白い話題です。
過去2年間、サピックスを基準にするならば、新小1の偏差値42のAクラスから、新小3の銀メダルまで経験することができました。
ということで、思うところを簡潔に書いておきます。将来見直せるように。
①テスト結果に意味があるのか?
低学年の大手塾公開テストで測定する知識や思考能力は、小6の2月の戦闘能力を全く担保しません。いくら低学年テストが出来ても、将来の能力を保証しないと思います。
しかし、低学年テストが測定しているのは、「この子供は戦い方を把握しているかどうか」。つまり、その時点での知識や能力ではなく、「勉強の仕方」というスタンスのレベルを測定しているように思います。
この観点で低学年テストをとらえると、「もし結果が悪かったのならば、戦い方を工夫してみて、結果が出るような戦い方を親子で学ぶ」、ということが大事かと考えます。
②通塾に意味があるのか?
通塾することで学力が上がる、というのは大きな間違いだと思います。なぜならば、塾の滞在時間はたかが知れていますから。学力向上の主戦場は、家庭学習での時間確保と効率性追求だと考えます。
一部の少数精鋭塾は除き、大手塾の低学年カリキュラムは、「塾での滞在時間のうちに問題を解けることを確認する場」として利用しないといけないと思います。筋トレはあくまでも自宅。塾は戦って勝てることを確認する場。
③低学年通塾の費用対効果
各家庭の経済力によるのではないでしょうか。
大人になってから海外大学院に留学すると、500万円/年 x 2年に加えて、その間の収入も失うことになります。それに比べれば、低学年塾のコストは激安です。そして、僕の実体験でもありますが、大人になってからのプロフェッショナルスクールよりも、これから人生が始まる低学年の方が経済効果は高いと思います。
④低学年からの勉強方法
どんな方法でも良いと思います。子供の性格はそれぞれ。唯一絶対解なんてものはありません。それこそ、机上の勉強である必要も無いと思います。大事なのは、「楽しんでいること」、「突き詰めてやる」ことかなと思います。
★現時点の立ち位置(塾以外):
①公文数学:上位0.6%/H教材(=中2)【2018年1月19日から】
②公文国語:上位1.4%/GI教材(=中1前半)【2018年2月2日から】
③漢字:漢字の要【2017年12月9日から(2017年10月漢検5級合格済)】
④計算:マスター5年【2017年12月22日から】
⑤直球算数:トップクラス算数徹底理解編小3【2017年12月10日から】
⑥思考算数:きらめき算数脳小3【2017年10月1日から】
★ブログ村ランキング:
本ブログは娘と僕の「反省録」ですが、読者の方のお役に立てば嬉しく思います。お帰りの際に↓をクリック頂けると励みになります。
ディスカッション
コメント一覧
ありがとうございます!
モヤモヤさせながらも辞めさせる勇気もなく通塾させている親として、大変励みにぬりました。
これからもブログ、参考にさせていただきます。
>雪だるまさん
新2年生ですよね?僕の経験からすると、内容的にはあまり大手塾のクラス分けに敏感にならなくても大丈夫だと思います。ただ、上の方のクラスに残らないならば、それはファクトとして戦い方を考える、というのが良い塾の使い方かなと思います。
もしテスト結果が残念だとすると、予想するに、1)信じられない計算ミス、2)信じられない選択肢ミス、3)まっさら綺麗な算数と国語の問題用紙、かと想像します^_^
ちょうど一年前、娘もそんな感じでしたので。
oinsenkiさん
遠くからの返信、ありがとうございます(^^)
テストで点を落とす理由として、
□ つまらない凡ミス
(計算間違い・勘違い)
□ 文章題の設問の理解に時間がかかる
があげられます。やはり処理スピードと計算力が大切だと痛感しております。
この点を意識していこうと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。
>雪だるまさん
やっぱりそうですか。。凡ミスですが、実は凡ミスではなくて、理解が不足している可能性が高いと思います。計算間違いも同じです。演習量によりカバーされますので、やればやるだけ力つきますよ^_^