小3/コメントへの回答:公文の「数字の操作」

2018年12月(小3)

2018年12月8日(土)。

 

質問を頂戴しましたので、回答させて頂きます。

 

=quote=

(前半割愛)

 

下の子一年生が公文を始めたので、ご相談させてください。

いま、算数Cが終わるところで 3桁÷1桁割り算をやっておりそろそろDに進むのですが、なんだか、ただ数字を操作しているというか割り算の意味、理解出来てないのではないだろうかと疑問です。一応、操作することは出来ていますが、、。

娘さんの場合、一年生の段階でもっと進んでいたと思いますが進んだ計算力と一年生算数の力は どうやって埋めていかれましたか?トップクラス問題集が効果的だったでしょうか。もしくは算数検定でしょうか。

お忙しい中すみません。一二年生時の公文の使い方・併用して良かった問題集・事柄などありましたら教えていただけますと幸いです。

=unquote=

 

すべてのお子さんに共通する処方箋は無いと思いますが、仮に今僕が、娘の新小1の3月に戻るとしたら、以下方法にします。過去、いろいろと失敗しているので、それを踏まえての結論です。

 

①自宅採点はマスト。まちがえたら、その場で直すのが最も効率が良い。公文教室に丸付けを丸投げした瞬間に、公文の良さが80%は失われる。

 

②とにかく処理力の向上に集中すべき。特に、小1の間は、公文が扱う計算について意味を理解する必要は無い。なぜならば、よほどの天才児でない限り、「抽象的な論理展開」をする能力が弱いので、親が丁寧に説明して「理解」させようとしても、たぶんできないから。

 

③小1は処理力向上も早いが、忘れるのはもっと早い。よって、小1で現在算数Cをやっているならば、算数AとBの問題も毎日1問、必ず解くべき。そうしないと、すぐに忘れます。僕も大分痛い目に遭いました。

 

④公文で計算処理を高めても、実際の大手塾テストの計算問題では点が取れないと思います。これは理由があり、問題傾向や雰囲気が違うから。なので、公文算数を進めながら、マスターを1問ずつやることを取り入れると良いと思います。ただ、マスターは4年以後でないとあまり意味が無いと思うので、さっさと公文算数Fまで終わらせて、マスター4年をやるのが良いと思います。たぶん、間違えまくりますので、マスターで修正をかけていく。

 

⑤公文算数は「処理」なので、直球算数(=トップクラス徹底理解編)や思考力系(=サピックス)には、全く対応できません。これは別の"競技"なので、それに合わた訓練が必要。

 

⑥公文で最も大事なことは、「毎日積み上げることを習慣化すること」。これは、一生の財産になると思います。公文を使う投資効果が最も高いのは、年長~小1だと思います。この2年間で、毎日5枚解くことを習慣化すると、よほどその後の親のマネジメントが失敗しない限り、多少テストで失敗したとしても、サピックスで上位20%にいられるはずです。

 

・・・尚、「公文がどうしても合わない」、「公文を強制して勉強嫌いになった」、「公文が単調すぎて無理」というお子さんには、RISU算数を試してみると良いと思います。どんな方法であれ、

 

子供:「あ、算数楽しい!」

 

と思わせたら、もう親がすべきことの80%は達していると思いますので。公文は単調なプロセスが続きますが、RISU算数は先の展開が読めるので、全体像が良くわかる教材です。

 

 

★現時点の立ち位置:

・小3なので公文に注力、小4での数国J10を目指す。

①公文:数学I(=中3)/上位0.4%【2018年8月31日から】

②公文:国語HII(=中2後半)/上位0.9%【2018年10月19日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック(+αで市販教材活用)

④語彙:言葉力1100・1200 + 言葉ナビ上・下巻

⑤漢字:現学年小3を深堀り

 

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Posted by senki