小5/雑考:記事「わが子を「英語ペラペラにする」に潜む重大なリスク」
2020年4月19日(日)。
プレジデントの記事です。読む価値が高いので、この反省録に残しておきます。
=quote=
わが子を「英語ペラペラにする」に潜む重大なリスク
「英語ができる=頭が良い」ではない
PRESIDENT Online
榎本 博明
心理学博士
この4月から小学校で英語が必修化された。授業を先取りして幼少期から子どもに英会話を習わせるべきなのか。心理学博士の榎本博明氏は、「脳が著しい発達を示す幼少期には、まず日本語をしっかり習得させるのが先だ。思考の道具としての日本語をきちんと身につけないと、学校の授業についていけなくなる」というー。
ますます高まる親たちの英語熱
電車に乗ると、英会話と脱毛の広告ばかりが目立つ。
大学入試で英語力が重視されるようになることや、小学校で英語が正規科目になったこともあり、その動きを先取りした英会話塾などによる宣伝文句に煽られ、わが子に英会話を習わそうとする親たちの英語熱がますます高まっている。
ただし、そうした子どもビジネスあるいは英会話ビジネスの宣伝文句に乗せられると痛い目に遭う可能性があるので、注意が必要だ。
なぜかと言えば、英語教育の専門家の間では、早く始めた方が英語ができるようになるというのは幻想に過ぎず、母語をきちんと習得してからの方が、英語も効果的に習得できるとされているからである。それゆえ、同時通訳の第一人者である鳥飼玖美子氏など英語教育の専門家の多くは、小学校から英語を学ばせることに反対の姿勢を取ってきた。
認知心理学の観点からしても、母語体系が習得できていることで初めて、それをもとに外国語がうまく習得できると考えられる。
(以後は割愛)
=unquote=
・・・僕の娘に対する英語学習スタンスとまったく同じですね。母語が確立する前に施す英語教育、特に「英会話」はお楽しみの趣味としての効用は否定しませんが、アカデミックな何かを期待してはいけないと思います。
僕自身、学部時代の英語運用能力は悲惨でしたし(TOEIC 400台からの開始)、本格的にGMATを勉強開始した30歳手前まで、英語学習では無駄なことばかりして、金と時間をドブに捨て続けてきました。
同じことを繰り返すのは愚かなので、娘を被験者にして実証中です。娘は新小4の1月で、公文国語K100で現代文・古文・漢文の批評文を読めるレベルに到達し、有名中国語を楽々に解ける母語のレベルに達したことから、新小4の2月(=2019年2月)からアルファベットから英語を開始しました。最近の流れからしたら、超絶に遅いスタートです。振り返ってみると、もう1年前倒しで英語をスタートするのがバランス良かったと思いますが、これは僕の失敗。
その1年2か月後、公文英語HI(=中2前半)にいますし、英検4級も楽々合格できる立ち位置にします。このままだと、年内に英検3級合格は可能でしょうし、小6もうまくやれば英検準2級くらいまでは到達するかな、と思っています(wishとしては英検2級)。
そもそも英検をベンチマークにする意味がどれほどあるのか、という議論はありますが、中学入学後のテストに対しても英検の知識は役に立つでしょうし、僕の場合は、TOEFL iBT/GMATレベルまでは経験していることから、英検は良いベンチマークになることを確認済みです。
日本人の場合、なぜか英語コンプレックスの負の塊のような層が多く、そしてそれはそのまま中学受験熱が高い層とも一致する傾向があるようです。
僕の目から見て不思議なのは、「親としての学歴・英語コンプレックスを子供の受験を通じて解消させる」ように勘違いしている層が、案外多いこと。ご本人達は否定するだろうけど。
その心の隙間に対して、営利団体である民間企業が全力でマーケティングをしかけるのだから、まあ悲惨なことになります。そして、英語を含めて中学受験の世界は、「宗教」のような宗派があるので、更に悲惨なことになる。ほとんど、詐欺の被害者である。
・・・このプレジデントの記事は、正しいことを指摘していると、僕は考えます。僕は、自分の仮説に反する"記事"の方が好きなのですが、この記事は記録に残しておきます。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HI/上位45%【2020年3月10日から】
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