小5/英語:英語をやると国語が強くなる
2020年5月21日(木)。
娘の英語歴は新小4の2月(=2019年2月)からなので、1年と4カ月が経過しました。
娘が未就学児~小3までの低学年のとき、英語学習に力を入れている御家庭をみながら、その意味不明な行動を謎だと思っていました。最近ようやく、大半の方が"マーケティング活動の餌食"になっていることが良く見えてきました。
どうやら、低学年以下での英語学習では、以下パターンの繰り返しが起きているようですね。
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(1)親が子に英語学習を開始させるきっかけ
①親が英語が全くできなくて、コンプレックスがある。
②親が英語で大学受験を苦労したので、子供にはその思いをさせたくない。
③親が仕事で英語ができなくて苦労したので、子供にはそうさせたくない。
④英語学習は、小さいときからやった方が効果が上がると考えている。
⑤周りの家庭が英語学習に力を入れているので、焦っている。
⑥我が子をnative並の美しい発音にしたいと思う(かっこいいし)。
(2)大抵の親が取る典型的アクション
①英会話からスタートする。
②英語学童に入れる。
(3)小4終了時点での結果
①大半が「期待通りになっていない」。
②大半の方が中学受験で忙しくなるので英語学習をやめてしまう。
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「幼児英語は趣味です♪アカデミックな学力は期待しません!」と割り切っているならば別にいいのですが。数十万円の英語教材とか、数十万円の英語学童に投資をする層って結構多いのですよね。投資して英語力が上がるならば、こんな素晴らしいことはないのですけどね。
我が家の場合は、「中学受験でのサピックスの立ち位置を構築してから、"四月の勝者"になるための差別化要素として英語学習をする」ということで、小1~3は英語は無視しました。日本に住んでいる以上、英語学習のやり方を考えないと、極めて効率が悪いことが理由です。
・・・まあ、ずいぶんとのんびりしたアプローチですが、母語である国語が拡充されたあとに、外国語である英語を学んでいますので、成長がやたらに速いです。
そして、最近気が付いたのが、英語文法を学ぶことで、国語の文法構造を相対的に把握できるようになってきました。
日本語って難しいんですよね。
・主語が曖昧。
・時制が曖昧。
・能動態か受動態か曖昧。
・目的語が曖昧。
・形容詞や副詞がなににかかるのか曖昧。
英語は、ほぼかっちりとしています。娘は、公文英語で積み上げた基礎的な文法概念をベースに、日本語の文章を論理解析しながら読んでいます。つまり、英語をやることで、日本語の読解力が増してきました。そして、単語を暗記することで、カタカナ語にも強くなってきました。
低学年のうちに国語(=漢字 x 語彙力 x 読書量)を固め、それから英語をやると、サピックスでも良い結果が出やすいし、おちついてじっくりと英語に時間を割けますね。
未就学児の方は、焦って英語に力を入れるのではなく、日本語での本の読み聞かせの時間をたっぷりと確保した方が、長期的目線(=少なくとも中学受験という時間軸)では、親が期待する結果が出やすいように思います。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】



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