スタディアップ:スタディアップの戦略分析③(『社会の後回しは危険です』)

2020年07月(小5)


2020年7月12日(日)。

 

まがりなりにも小5で東大日本史の問題に体当たりできるようになってしまった「スタディアップの戦略」を分析する、シリーズ記事3回目です。

 

①『中学受験は社会で合格が決まる』(野村恵祐/講談社/2011年6月30日初版)

 

②『中学受験社会合格への家庭内戦略』(野村恵祐/小学館/2013年7月24日初版)

 

③『社会の後回しは危険です』(野村恵祐/ダイヤモンド社/2016年7月14日初版)

 

 

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・・・僕がブログでのこの戦略分析シリーズの記事を連載開始したら、Amazonから在庫が蒸発してしまいました。一部補充されたようではありますが、また蒸発しないと良いのですけどね。本が売れるのは良いことなのでしょうが、突発的な需要増があるから増刷しても、また売れないと在庫の山になり、資源の無駄使いと赤字になります。だから増刷しないでしょうね。まあ、それを皆が知っているから「とりあえずAmazonでボタンを押す」という行動をとることになるのだが、、、2020年1月末のマスク需要に似ていますね。

 

さて、最後の3冊目の分析です。3冊シリーズのうち、一番最後の2016年に書かれた本です。僕は娘が小1の時にこの本を立ち読みし、納得できる戦略部分を採用させて頂きました。

 

 

(1)書籍

社会の後回しは危険です』(野村恵祐/ダイヤモンド社/2016年7月14日初版)

 

 

(2)僕が気になった記述と意見

記述内容と、僕の意見、過去のアクションをまとめておきます。

 

=quote=

・p.4: それは、社会を後回しにしなかった子ほど、中学受験で第一志望に見事合格していっているということです。実際に中学受験を経験すると、より一層分かることなのですが、社会ほど、やればやった分だけ得点源になる科目は他にありません。また、社会ほど、入試当日に自分の実力通りの得点が取れる科目も他にはありません。

 

→前段は僕はまだ経験していないので分かりませんが、後段は正しいと思います。つまり、算数とは異なり、社会は出来不出来のvolatilityが少ないことが特徴だと考えます。

 

・p.12: 中学受験の国語の長文読解には精神年齢の壁ともいうべきものがあり、精神的に幼い子はどんなに読解のテクニックを学んでも、説明文・論説文で筆者の主張を理解したり、物語文で登場人物の心情を読み取ることが難しくなります。大人なら簡単にわかることでも、経験のとぼしい子どもたちには、"実感がわかない"ことも多いのです。そのため、「国語が一番成績の上げづらい科目」という先生もいらっしゃいます。

 

→正しい。国語は教えるのが困難な科目だと思います。だって、"日本語"が通用しない子供に"国語"を教えるわけですから、かなり無理があります。

 

・p.26: (開成の)3年間における社会の合格者平均点は61.3~62.0点で、平均得点率は実に9割弱の87.6~88.6%。つまり、合格した受験生は本当に隙がないくらい徹底的に社会を固めてきているのです。

 

→正しいと思います。つまり、社会ができるということは必要条件なのだと理解しています。

 

・p.57: つまり、社会の成績を上げるために一番大切なことは、授業を受けた後に、家庭学習の中で暗記をするという作業なのです。

 

→正しい。

 

・p.58: わたしは脳科学者ではないので、脳科学的な根拠をもとにしたお話はできませんが、最初は暗記に時間がかかっていたB君も、暗記する時間をきちんと取っていく中で、暗記するコツやリズムなどが自分でつかめていくのでしょう。訓練によって「暗記」という行為自体の習熟度が高まり、暗記に要する時間がどんどん短くなっていきます。

 

→正しい。野村氏には「暗記する訓練そのもの」について、もっと考察して頂きたいところですが、これは流石にノウハウなので本には書かないのかもしれませんね。

 

・p.62: この差はどこからくるのかといえば、「家庭学習で暗記する時間を確保したかどうか」だけです。この差がそのまま成績に反映されているだけなのです。

 

→正しい。

 

・p.64: 1度目の復習は、塾で授業を受けてから24時間以内に行う。2度目の復習は、塾で授業を受けた日から1週間後に行う。これが暗記のために最も効率の良い復習のタイミングとされています。

 

→極めて正しい。復習タイミングを理解していない御家庭が多すぎると思います。

 

・p71: 隠したキーワードを、最初は「口頭で言えるレベル」、次に「書けるレベル」の順番で覚えていきます。最初から書けるレベルで覚えようとすると、暗記のスピーディーさがなくなってしまいますので、必ず「口頭で言える→書ける」の順番で覚えていきましょう。

 

→極めて正しい。娘はこの方法で一貫しています。世の中にこれ以外の方法は無いと思うのですが、良く考えると、きちんと形式知としてテキストで示した本が少ないことに、驚きます。

 

・p.111: 参考書をひととおり順番に学習していき、1周した段階で学んだ内容がすべて覚えられているということは、まずあり得ません。むしろ、1周だけではほとんど定着していない「薄い知識」の状態と思っていいでしょう。この薄い知識は、同じ参考書を使って2週目、3週目と繰り返し学習していくことで、確実な知識として脳に定着するのです。

 

→極めて正しい。

 

・122: しかし結論から言うと、過去問を解き始めるのは、9月や10月などというカレンダーに基づく時期ではなく、お子さんに社会の「重要知識の土台」ができたタイミングでなければいけません。

 

→正しい。娘はさっさと地理・歴史・公民の土台を完成させ、有名中の社会を解いています。

 

・p.144: 出題形式を分析する上でのチェックポイントは、大きく分けて次の4つです。

①漢字指定なしの用語記述問題はあるのか

②漢字指定ありの用語記述問題はあるのか

③解答欄が1行以内の記述問題はあるのか

④解答欄が2行以上の記述問題はあるのか

 

→微妙。野村氏の指導を必要とする層は①なのかもしれないが、サピックス生は④が普通。そしてサピックスは、漢字で書けないとか許さない塾。つまり、志望校によります。

 

・p.146: 入試直前期を迎える前から重要キーワードを漢字で書く訓練をしていて、漢字への苦手意識を持っていないお子さんは問題ないのですが、大変なのは、漢字で書く訓練をほとんどしていないお子さんの場合です。

 

→「大変」というよりも、もうそれは受験生と呼ぶべきではないと思います。サピックスでは許されない。

 

・p.149: 志望校の選択を狭めないためにも、できる限り漢字で覚えるような習慣を身に付けておきましょう。

 

→正しい。そして、漢字検定5級(=小6)までさっさと終えておかないと、社会の地理・歴史を開始するのは効率が悪いと思います。なので、低学年はとにかく早く、漢字検定5級(=小6)まで固める必要があります。だって、社会の先取りをしようにも、漢字が読めないのでは話になりませんから。

 

・p.160: 思考力表現パターンの問題を攻略するためには、やはり、小学生新聞を早いうちから読んで世の中に関心を向けるということが必要になってきます。『朝日小学生新聞』を発行している朝日小学生新聞社が、外部の調査会社に依頼し、灘中学校(兵庫)と筑波大学附属駒場中学校、女子学院中学校(ともに東京)の合格者にどれぐらい朝日小学生新聞の読者・元読者がいるか、聞き取り調査をしたところ、灘中学校は約40%、筑波大学附属駒場中学校は約47%、女子学院中学校は約42%と高い割合だったようです(朝日小学生新聞公式ホームページより)。

 

→小学生新聞を読むことは賛成です。しかし、どの小学生新聞にするかは、各家庭の信条に合わせて選んだほうが良いと思います。低学年は、明らかに『毎日小学生新聞』の一択です。『朝日小学生新聞』は分量が多すぎるし、歴史認識も各家庭のポリシー次第でしょう。とはいえ、小5ともなると、『朝日小学生新聞』では物足りなくなるのも事実です。新聞各社の方針について議論できるだけの素地ができたのならば、『朝日小学生新聞』に切り替えても良いかと考えます。

=unquote=

 

■追記(2020年7月13日):
当日のアメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで1位の記事になりました。

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単3級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki