中学受験と資産運用:iDeCo投資と教育投資

「僕」の資産運用

2020年8月27日(木)。

 

このブログはWordPressで管理していますが、ページ毎のアクセス数なども良く分かるのですが、このブログにいらっしゃる読者の方は、「勉強」のネタよりも「資産運用」をクリックしますね。

 

皆さん、「偏差値」と「お金」が大好きなようです。

 

でも、世の中には、「教育投資」と「資産運用」については、極端な成功者ばかりがフォーカスされる傾向があります。小6の偏差値40から開始して御三家に合格したとか、デイトレードで100億円の金融資産を構築したとか。

 

そういう事例は、第三者として見ていて面白いのではありますが、所詮は他者の成功事例です。重要なのは自分自身の人生において「再現性」があるかどうかだと僕は考えます。再現性がゼロに近い事例なんぞ知っている価値がないし、自己としての各種判断の精度を曇らせるだけなので、僕はそもそもそういった情報に近寄らないようにしています。つまり、具体的アクションとして、そういう記事は意図的に読まない。

 

・・・さてさて、みんなが好きな「偏差値」と「お金」なのに、戦後の中学受験市場の歴史において、僕のように「教育投資」と「資産運用」を同じコンテクストで語り、かつ実践する個人(かつ情報発信するブロガー)はいなかったようです。僕が史上初ですね。

 

考えれば考えるほど、「教育投資」と「資産運用」は共通する点が多いと考えています。思いつくだけで、以下共通点があります。

 

長期分散積立投資が効果的であること。教育は小1から時間をかけて実施し(=長期)、スポーツを含む多種多様な科目に時間を投資(=分散)、毎朝きっちりと時間制で時間投資をする(=積立)、ことになります。これは、まるで資産運用と同じです。

 

複利効果が働くこと。小1の段階で四則計算を終わらせておけば、それだけ早く、キッズBeeや数学の世界にも入ることができます。そしてキッズBeeからはジュニア算数オリンピックに行けますし、公文数学G(=中1)で文字式を学べば、数学H200(=中2)の連立方程式にも行けますね。どんどん膨らんでいきます。そういえば、漢字なんかは更に凄いですよね。早く覚えれば覚えるほど、読書できる幅が広がりますので、時間の経過と共に知識が膨れ上がります。

 

リアルな人間関係では真実が語れないタブーであること。「おたくのお子さん、偏差値どれくらい?」とか、「おたくの世帯年収っていくらなの?」という会話は、通常の社会生活を営んでいる限りは経験しないと思います。よって、従来の富裕層たちは、教育情報も仲間内では秘密結社のようにシェアしたりとか、あるいは高額な家庭教師を情報ハブとして間接的にシェアしていたのではなかろうか。だから、富裕層は教育投資でも成功確率が上がる。そして、それは外部からは、ノウハウとしては一切見えない。最近ではインターネットがこの情報バリアを溶かしつつあるが、とはいっても、情報発信するメリットが無いので、富裕層がどのように動いているかは見えない。

 

・・・とまあ、他にも共通点がありますが、重要な順に3つ挙げるだけでも以上の通りです。

 

僕は、何も特殊なインプットを娘にしたわけではありませんし、それは自分の資産運用でも同じです。

 

教育投資も資産運用も、「継続は力なり」の精神に従い、感情を排してたんたんと実施するので、本当につまらないアクションだと思います。

 

資産運用も、わくわくしない、本当に詰まらない作業です。僕は2006年6月から確定拠出年金(企業型DC→iDeCoに切り替えています)をフル活用して資産運用していますが、2008年リーマンショック直後の株価急落局面で、債券→株式へのスイッチングを実施してマーケットに勝つリターンを得た以外に何もしていませんが、以下の通りです。グラフが2013年からなのは理由がありまして、2008年から2013年まで、自分が確定拠出年金をしていることすら忘れていたためです。

 

 

 

 

①投資期間:2006年6月1日から現在まで

②運用金額:2,591,328円

③評価損益:+1,543,807円

④資産評価額:4,135,135円

⑤リターン:+ 59.6%

⑥年利回り(単利):+ 4.2%

 

金額ベースでこのリターンなわけですが、実際には課税所得の減少も考えると、上記② x 30%以上(=給与所得による)の税効果を加算する必要があります。ありがとう、厚生労働省!

 

僕が対娘で目指す教育投資は、このようなイメージでいます。教育投資も、ダイナミックさに欠ける、本当に詰まらない作業だと思います。すべきことを、たんたんとやるだけなので。時間のポートフォリオ配分比率の決定だけで、期待収益率がほぼ決まってしまう世界ですね。なので、「サピックス 70%、中学入学後 30%」と設定して、たんたんと時間投資をしています。

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語II/上位45%【2020年8月5日から】
③算数:塾カリキュラムでオントラック
④語彙:パス単準2級+言葉ナビ上巻
⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki