SenkiChat:単純暗記の方法論
2020年10月25日(日)。
SenkiChatで高校受験を目指している方とのやり取りです。掲載許可を頂いております。
=quote=
(一部加筆修正)
クライアントさん:「おはようございます。高校受験のために塾に通っています。今年から国語、算数に加えて、社会、理科が加わりました。テスト結果をみると、社会、理科に暗記の課題があります。英語の単語もそうですが、暗記はどのようにするとよいでしょうか。」
戦記:「暗記ですが、音読による単純暗記をおすすめします。つまり、その見開きページを音読して暗記する、というかたちです。左上から開始して、順番にすすめて、間違えたら元に戻る。最後までできたら終わり。そして、翌日に同じ方法で復習。あとは、お子さんの忘却速度に合わせて調整ですね!」
クライアントさん:「ありがとうございます!」
戦記:「記事にしますか?PCならばもっと書けますので^ ^」
クライアントさん:「はい!お願いします!」
=unquote=
・・・英単語でも社会でも、単純暗記の力はとても効果を発揮します。記憶能力は人それぞれなので、唯一絶対解はありませんが、特殊能力を持たないふつーの人間(=含む娘)は以下方法が最も効果的だと思います。
(1)最も重要なこと
記憶は薄い水彩絵の具を塗り重ねる形で定着する。
(2)良くない方法論
以下に該当するものはおすすめできません。
①汎用性が無い方法。科目により暗記方法を変えるとかすると、効率が落ちると思います。
②時間がかかる方法。一度に暗記に使える時間は、長くても15分。娘曰く、「15分以上は無理だね。だんだん怠けてくる。」。
(3)娘が採用している方法論
以下方法です。
①原則として見開き2ぺージを暗記する。これは、英語でも理社でも同じ。つまり、目に見える範囲に集中させる。
②マーカーを引かない。赤字ならば赤シートで隠すか、黒字ならば黒シートで隠す。
③最初の左上から暗記し、1問で間違えたら、最初に戻る。最期まで通しで言えたら、そこでおしまい。
(4)親がすべきこと
暗記する教材にフィットした暗記シートの作成だと思います。はい、完全に事務作業ですねw。
黒シートを作成したいならば安価なプラスチックの「黒下敷き」、赤シートならば「赤下敷き」を購入。カットしたいサイズにマジックで線をひいて、カッターでカット。切断面をやすりで整え、また四隅をやすりで丸くすれば完成です。
僕の場合、中学高校時代に同級生向けに「スペシャルオーダー暗記シート」を個別受注して販売していましたが、けっこうニーズあるのですよね。原価200円くらいの下敷きが、500円以上の売上にはなるわけですが。教材ごとに最適なサイズが異なることは、この小遣い稼ぎをしているときに気が付きました。僕が10代の頃の学びを、10代となった娘に応用しています。暗記作業は15分1本勝負なので、使う下敷きのサイズが効率に直結するのですよね。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語III/上位20%【2020年10月17日から】
③算数:塾カリキュラムでオントラック
④語彙:パス単準2級+言葉ナビ下巻
⑤漢字:小5の深堀り中
ディスカッション
コメント一覧
どうしても分からなくてコメント失礼します。
方法論の2
マーカーを引かない、黒字ならば黒シートで隠すのところをもう少し教えていただけますか?
赤、緑の下敷き以外の暗記方法があるのでしょうか?
よろしくお願いします。
中学受験の教材とかパス単ですと、暗記モノは左に問い、右に答え、という構成になっています。よって、マッキーの赤ペンで黒字を赤くして緑下敷きが登場する場面はありませんね。サピックスのテキストを暗記しようとするならば、緑下敷きは必要になるかもしれませんが、その使い方はしたことがありません。戦記