小5/読書:『一刀斎夢録』(上下巻)の予習完了
2020年11月21日(土)。
最近、娘はファンタジー系の読書にどっぷりとはまっています。
それ自体は良いことなのですが、僕の読書領域と異なり過ぎるので、同じ本を読んで感想をぶつけ合う機会が減ってきました。これは、とてもまずい傾向です。娘が小5の4月ころに吉村昭の『冬の鷹』を読んで、腑分けを行った小塚原刑場を訪問するとか、前野良沢と杉田玄白の墓を同日中に訪問するとか、実に楽しかった。
しかし、、、ファンタージー系読書ではリアルとの融合はできません。
結局、娘が食らいつくような本を僕が読み、うまく誘導して、娘にリアルに訪問してもらう必要があります。親として努力する必要がある部分ですね。
娘には近代史について理解を深めて貰いたいので、浅田次郎の『一刀斎夢録』を題材にして完読しましたが、実に素晴らしかったです。浅田次郎の新選組三部作のうち他は読んだことがありますが、これが一番好きかも。
この本では斉藤一は極めて実戦的な「剣の奥義」を語っているのですが、中学受験の攻め方に通じることが多かったです。いかに早く先取りをして、大手塾の公開テストで実戦経験を積み、そして成績が落ち始めたらさっさと現学年に戻る。娘が、これまでに経験した学習方法と重ねて読むかどうかが、僕としての関心ごとです。
=quote=
(下巻)
・p.48:「さよう。剣の奥義は一に先手、二に手数、三に逃げ足の早さ。」
・p.231:「物事は何でも同しじゃが、いかな達者であれ日々の精進を怠れば、たちまち腕がなまってしまう。一日怠れば三日後退してしまう。」
・p.243:「死ぬる覚悟のない者が戦場に引き出されれば、そうしたことになる。いかに日ごろ訓練に励んでいたとしても、いざ生死を問われる戦場に臨めば、本性のあからさまになるのが人間というものじゃて。」
=unquote=
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語III/上位20%【2020年10月17日から】
③算数:塾カリキュラムでオントラック
④語彙:パス単準2級+言葉ナビ下巻
⑤漢字:小5の深堀り中
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