小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (6) 2019年開成中学校社会より 豊臣秀吉⑧
2021年9月22日(水)。
「歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!
しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。
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2019年開成中学校社会
問13 下線部⑫について、豊臣秀吉が行ったことについて述べた分として正しいものを、次のア~エから1つ選び、以後上応えなさい。
ア 刀狩り令を出して、刀や鉄砲などの武器を農民から取り上げた。
イ 小田原の上杉氏を倒し、天下統一を完成させた。
ウ 朝鮮戦争に出兵したが、李舜臣(イスンシン)率いる水軍や、清の援軍に苦戦した。
エ 本能寺の変の後、明智光秀を桶狭間の戦いでやぶった。
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■ビビるフィリピン総督ダスマリナス
秀吉は朝鮮出兵もしていますが、その前年の1591年にはゴアのインド副王(ポルトガル)とマニラのフィリピン総督(スペイン)にも降伏勧告状を突き付けて恫喝しています。特にフィリピンに関しては、3度も降伏勧告状を送っています。
日本を狙うスペイン・ポルトガルに対して警戒するどころか、「これ以上アジアに入ってくるなら滅ぼすぞ!」くらいの勢いです。
秀吉がフィリピン総督に対して出した第一回目の降伏勧告状では、「早々に降伏して朝貢しろ。ぐずぐずしていたら必ず征伐する。後悔するな」と恫喝しています。
当時鉄砲がなかったアジアでは少数の軍隊が入れば支配できました。しかし日本はあっという間に世界最大の鉄砲保有国になったため、そう簡単に勝てる相手ではありません。フィリピンのルソン太守のダスマリナスは、秀吉の恫喝に対して400名程度の兵士で勝てるとは思えなかったため、日本の施設を歓待し、使者を送ってなんとか戦闘を避けようとします
=unquote=
秀吉のフィリピン降伏勧告状については、僕は全く知りませんでした。
僕:「勉強になったよ。秀吉、なかなかやるな。」
娘:「秀吉のフィリピンへの対応については、私は知っていたよ。サピックスでは教えていないから、他のソースから知ったのだと思う。でも、「火器に長けた忍者集団、雑賀衆(さいかしゅう)」については知らなかった。」
僕:「『村上海賊の娘』に雑賀衆はでてくるけど、君は読んでいないしねえ。」
・・・低学年男子は「忍者」好きそうですし、この辺りから歴史へのぶらり旅をすると良いかと思います。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】
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