小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (8) 2019年開成中学校社会より 上野編⑦
2021年10月7日(木)。
「歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!
しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。
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■2019年開成中学校社会
西郷隆盛の銅像の背後には彰義隊士の墓があります。幕末に15大将軍徳川慶喜が鳥羽・伏見の戦いに敗れて江戸に逃げ帰り、上野の寛永寺に謹慎したため、旧幕府を支持する者たちが、彰義隊を名乗って上野に集まりました。江戸無血開城が決まり、徳川慶喜が水戸に移っても彰義隊は解散せず、新政府軍に抵抗しましたが、壊滅しました。彰義隊士達の遺体はしばらく放置されましたが、やがて見かねた人が火葬し、墓を作ったそうです。
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=quote=
■回避した戦争を無理やり巻き起こして戊辰戦争へ
先ほどの山岡鉄舟(と勝海舟)の交渉のおかげで徳川慶喜の身柄は安全を確保し、江戸も火の海にならずに済みました。正直新政府軍も江戸を火の海にしたいとは思っていなかったと思います。だって分捕れる金銀財宝がなくなったら旨味なくなりますからね。
新政府軍はお目当てだった徳川家の金庫を開けます。
「この資金力で新政府を打ちたるんだ!」
という目算だったんでしょう。
しかし実際金庫を開けてみると空っぽ。もう一回見ても空っぽ。あれ?????
ないんです。おカネがないんです。徳川幕府、本当にカツカツで使い果たしてしまったんです。
「え~~~~~~!!!ないぞ!!カネがない!」
となったでしょう。
これは推測ですが、おそらく新政府軍も最新軍備を買うためにイギリス・アメリカに相当カネをつぎ込んでしまっていたんだと思います。そうでもしないとなかなか最新兵器なんて買えないです(南北戦争のおさがりですが)
あてにしていたカネが江戸にない。
だとすれば。。。。戦争していない東北を襲えばカネがある!!
というのが戊辰戦争の本質的な動機です。これは歴旅が徳川宗家18代徳川家広さんから直接お聞きしました。
やはり教科書にない事実をよく知っておりますね。ちょっと披露してみましょう。
=unquote=
分かりやすい動機ですね。これほどシンプルな動機も少ないのではなかろうか。
徳川宗家に取材している歴旅さんも、ユニークで面白いです(笑)。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】
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