新中1/読書:『剛心』(木内昇)のレビュー

2022年01月(新中1)

2022年1月2日(日)。

 

櫛挽道守』(木村昇/集英社文庫/412ページ)が素晴らしかったので、木内昇を僕にて読み進めています。

 

最新刊となる『剛心』ですが、主人公は妻木頼黄(つまきよりなか)。明治初期から大正初期の建築家です。日本建築史の動向がよく分かりますので、その意味においてお勧めです。作品への没入感という意味では、『櫛挽道守』の方が上。娘が読むかどうかは不明。

 

尚、これを読むと、辰野金吾が嫌いになると思います。これは、『等伯(上)』『等伯(下)』を読むと狩野派が嫌いになるのと似ており、「ベンチャー vs. 権威主義」の構図を感じます。

 

 

 

 

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Posted by senki