新中1/記事レビュー:Yahoo「過重なローンを組み、我が子を大学に入れた結果…日本の「学歴格差」の深刻な現実」
2022年3月20日(日)。
・2022年3月20日:Yahoo「過重なローンを組み、我が子を大学に入れた結果…日本の「学歴格差」の深刻な現実」
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牧野:一度調べたことがあるのですが、子供が東大など有名校に入る家庭の所在地と人口動態はピタリと一致します。
東京郊外に人口が散っていった1960年代後半から1990年代半ばは郊外の進学校が進学実績を上げていきました。具体的には、茨城県の江戸川学園取手(取手市)、神奈川県の桐蔭学園(横浜市)、東京都の桐朋(国立市)、都立八王子東(八王子市)などです。
ところが人口の都心回帰が起こり、都心一極集中になると、都立日比谷(千代田区)、本郷(文京区)、豊島岡女子学園(豊島区)など都心の学校の進学実績が上がりました。
つまり、人口の偏在と教育格差は密接な関係にあるのです。現在でも、タワマンなどで一気に人口が増加する街もあれば、近くに徒歩で通える公立校がないような過疎化が進んだ街もあります。今後、地域差が激しくなれば、教育格差は広がるかもしれません。
人口が減るから受験戦争――もはやこの言葉自体が死語ですが――が緩和され、一流校・有名校に入りやすくなるかと言えば、そうではありません。みんなが行きたがる有名校の数は変わりませんから、入試競争は続きます。
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記事タイトルとは無関係な部分の抜粋ですが、学ぶことが多いですね。「人口動態と進学校の変化」は、僕もあまり考えたことが無いポイントでした。そして、中学受験業界の塾・家庭教師プレーヤーの記事をみていると、こういったマクロな視点が少ないとも思います。塾産業プレーヤーは、「学校の経営努力により進学実績が上がってきた」と整理しちゃいますから。確かに経営努力はあるのでしょうけど、その前提となるマクロの動きの方が大事かなと思います。
牧野氏は、『2030年の東京』(2022年3月1日発売)の著者ですが、この本は早速購入してみました。
2022年+8年=2030年ですので、娘が順調に進んでいれば、大学3年生になった頃の世界です。
★現時点の立ち位置:
①公文:英語KII、数学K、国語J
②英単語:パス単準1級を初回暗記中
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