小5/英単語学習:単語学習の先の先
2020年6月10日(水)。
昨夜の会話。
娘:「パス単3級はほぼ抑えたけど、だんだん、英語というものの正体が見えてきた。小学校で使っている教科書の名前は[xx]だけど、これだって、英単語を知らなければ読めないよね。結局、単語力に依存するね。今やっている公文英語HIIにも全く困らないし。」
僕:「良い気付きだね。語学って、結局は語彙力に依存する。それは、我々の母語である日本語も同じことだ。せっかくだから、僕がTOEFLとかGMATやっていたころの単語帳をみてみるか?」
娘:「え?まだ持ってるの?」
僕:「持ってるよ。余りにお世話になったので、捨てることができなかった。」
娘が、『TOEFL TEST 必須英単語 5000』(林功/ペレ出版/2001年7月25日初版発行、2002年2月15日)を見て言ったこと。
娘:「うわー。。これ、英語だけじゃなくて、日本語を読んでも意味が分からないよ。さっぱり分からない。。」
僕:「これがアカデミックな英語なんだよ。つまり、中学・高校の全科目の授業を、英語で受けるかんじ。なので、海外で中学と高校の授業を英語で受けていると、TOEFLはとっつきやすいと思う。しかし、日本で日本語で授業を受けていると、日本語での語彙や概念は知っていても、英語に変換できない。江戸時代には日本語の語彙はかなり限られていて、明治維新後に主に英語の専門単語が無理やり日本語に訳され、それでも翻訳しきれなかったものが、カタカナ語として残っている。つまり、我々が令和時代に目にしている日本語の多くはもとは外来語なのだが、それを日本語で教育を受けているわけだ。だから知識としてはほぼ正確なものを持っていても、それに該当する英単語を知らないと、アカデミックな話はさっぱり分からない。TOEIC990を取っていても、TOEFLでは厳しいと思うよ。分野が違うから。」
娘:「まあ、英単語を覚えるしかないのだろうね。」
僕:「そうだね。英単語は裏切らない。最近の高校入試の英語をみて見ると、ずいぶんとアカデミックな長文に舵を切っているし、大学受験もその傾向が強い。そして、読めることと聞けることが大事になるだろうね。だって、それが大学の授業そのものだから。英語は目的ではなく、アカデミックな何かを学ぶ道具でしかない。趣味としての英会話への時間投資を否定するものではないけど、中身の無いおしゃべりを楽しむということよりも、きちんとしたアカデミックな英文を自力で読めるようにすることが、大学受験を考えた上でも近道になると思うよ。そうすると、世界が広がる。結局、英単語を知らないと、聞き取ることもできないしね。」
・・・僕がお世話になった『TOEFL TEST 必須英単語 5000』。著者である林功氏に敬意を表し、娘が読んだ文章を紹介させて頂きます。尚、現在この単語帳は、『改訂新版 TOEFL TEST 必須英単語5600』(2011年2月15日版)に進化しています。
=quote=
Modern Physical Anthropology
A major shift in the approach to physical anthropology occurred at the begging of the 20th century with the discovery of genetic principles. And the ABO blood groups. Genetics was actually rediscovered. In 1865 an Austrian monk, Gregor J. Mendel, had formulated the first laws of heredity and laid the foundation of the science of genetics. His findings were almost entirely ignored at the time. In 1900 three other European botanists arrived at the same conclusions that Mendel had published 35 years earlier, and in researching the literature on the subject they found his work.
Genes are the units within sex cells such as the sperm and egg that transmit specific heredity traits from one generation to the next. (続く)
近代自然人類学
自然人類学の研究方法の大きな変化は、いくつかの遺伝的原理やABO血液型の発見と共に20世紀の初頭に起こった。遺伝学は実は再発見されたものだった。1865年にはすでにオーストリアの修道僧グレゴール・J・メンデルが最初の遺伝の法則を公式化し、遺伝学の基礎を築いていた。だが、彼の発見は当時、ほとんどまったく無視された。1900年に別の3人のヨーロッパ人植物学者がメンデルが35年前に発表していたのと同じ結論に到達し、その題目に関する文献を調べているうちに、メンデルの著作を発見した
遺伝子は精子や卵子といったようなある世代から次の世代へと特定の遺伝的特徴を伝える性細胞内の因子である。(続く)
=unquote=
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
ディスカッション
コメント一覧
初めまして。
娘さん自立して勉強していてすごいなぁと思いながら、ブログ拝見させて頂いてます。
とても、娘さんのようにはいきませんが、現在、低学年の息子も国語は漢字に力をいれています。
算数は計算を少しずつ先取りしています。
英語は単語が重要なのは同じ意見です。私はリスニング力も読めることと同じように重要だと思っています。
もし、差し支えなければリスニング力をあまり重要視していない理由をお聞かせ願います。
>Sakuraさん
リスニング力を重視しないというよりは、そもそも単語を知らないと、絶対に聞き取れないのですよね。なので、先に単語を固めようと思っています。
単語を固めてからのリスニング対策は意味がありますが、そもそも単語を暗記していないならば、いくらリスニングの訓練をしても、その努力はほぼ無駄になります。
>oinsenki
返信くださってありがとうございます。
考え方の違いということですね。
語学は音(聞くこと)+文字(単語)同時進行むしろ、音の方が大事だと思っています。単語も大事ですが(^_^;)
小学生の英語力トップ層(英検1級、準1級)は単語だけではなく、幼い頃からのリスニング、文字が読めるようになってからは多読でそれにプラス英会話です。
リスニングで分からない単語を覚えていくなどしてリスニングと読みを同時進行するのはムダでしょうか?
ナショナルジオグラフィックを読んで、英語で感想を話し合うような英語力があるとのことなので、リスニングも同時進行で進めて多角的に英語力を伸ばした方がいいんではないかとずっと思っていました。
娘さんのように低学年の時から、毎朝勉強できること自体マネしようにもマネできないので娘さんにはとてもかないませんが、これからも学習の進め方など参考にさせていただきます。よろしくお願いします。
>Sakuraさん
リスニングから入っても、全く問題無いと思いますよ^ ^。英語学習に、唯一絶対解はありませんので!
ただ、日本に住んでいると通常生活が日本語ベースですので、リスニング養成に必要な絶対的時間量を確保するのは、結構大変だと思います。娘の生活圏では無理なのは分かっていますので、その選択肢は初めから排除しています。僕の場合は、大学3年生でイギリスき留学して、リスニングの絶対量の閾値を超えるのに6ヶ月かかりましたwww。日本で、かつ小学生がやろうとすると、かなり無理があると僕は考えています。
小学生で国内育ち純ドメで英検1級は凄いですね!娘には無理ですし、そこに時間投資はしたく無いので、夕食後の勉強をせずにサピックスそこそこ、かつ小6のうちに英検準2級まで行ければ良いかな、と考えています。英検3級は、難関校目指すならばマストだと思いますので、これは義務。
まあ、僕自身は大学時代にTOEIC400代からスタートした落ちこぼれなので、そんなに娘にも期待していません^ ^。
>oinsenki
色々ありがとうございましたm(__)m
中学受験を考慮しての英語学習これからも、応援しております。
>Sakuraさん
いえいえ、こちらこそありがとうございます^ ^。
理想的には1日フルで英語環境があると、良いのですけどね。。公教育としての小学校でやる内容を、すべて英語でやると強くなると思います^ ^。しかし、それは望めませんね。出来るのは、一部の富裕層だけです。
ということで、庶民である僕としては、出来ることからやりたいと思います。
>oinsenki
英語のリスニングや単語が大事とは言っても、やはり日本語だと思っています。
母国語>英語ですね(^o^)
ごめんなさい、もう一つ質問なんですが、難関中学の入試は中学の範囲の漢字は出題されませんか?漢検でいうと4級以上の範囲は出題されますか?
>Sakuraさん
母語がcapになりますからね。。外国語が母語を超えることは、通常の条件下ではありませんから。
中学範囲の漢字も出ますよ~。