RISU算数:RISU算数 in コロナ期間への取材 ④(回答)
2020年7月4日(土)。
コロナ期間中はRISU算数さんは貴重なデータをタブレットから取れたはずですので、「コロナ期間中に何が起きたのか」について今木さん(RISU Japan株式会社代表取締役)にオンライン取材をしています。
4つ目の質問の回答を頂きました。
■戦記:質問④
今後、対面授業を主とする塾と、
■RISUさん:回答④
=quote=
これは、私の個人的見解で特にデータはありませんが、日本の場合だと、対面授業とオンライン学習は、即座に競合や補完関係にはならないと思います。というのも、これらが補完し合うのは、IT技術が教育のみならず、社会に広く浸透している場合においてのみだと思うからです。
そもそも日本では、コロナ禍でのオンライン授業の質もばらばらでした。中国ぐらいIT技術が進んでいなければ、対面とITが相互補完関係にはならないでしょう。中国では小学校が全面的にオンラインに切り替わるなど、IT技術の進展がめざましいです。それぐらいであれば競合なり、補完なりということが可能だと思います。一方、日本では、コロナ禍においてオンライン授業はただ利用者数が増えただけですね。塾側も基本的には、今回のコロナ禍での退会などはイレギュラーだと考えているようですし。
では、日本ではITがそのような状況であるから、現行の対面を中心とした塾が盤石かといえば全くそうではない。そもそも塾なんて、窓のないところで飛沫感染の危険がある集団授業を数時間行うわけですから、完全に感染の温床です。ITに完全に頼ることなく、そしてこうした集団感染のリスクも下げるとするなら、もう個人指導しかなくなります。ですから、中学受験などの個人指導は増えるでしょうね。その結果として、地域によって受験対策の差というのはさらに広がっていくかもしれませんが、ITが十全に普及していない現在では致し方のないことだともいえるでしょう。
いずれにしても、オンライン塾と普通の対面方式の塾について、それぞれの費用や安全対策、対策費用などを総合的に考え、よりお子さんにマッチした教育をおうちの方がアレンジしていく必要はあるでしょうね。
ですから日本では、オンラインと対面授業が競合する、というよりはむしろ大人と子どものチームプレイによって、そういう状況に対応していく力が問われるようになるのではないでしょうか。
補足になりますが、The Bridgeでも紹介された中国の音楽教育アプリをご紹介させてくださいませ。
・楽譜のアプリで音を間違えたら勝手に指摘して楽譜も自動で進んでいくのがストップする
・それでも直らなかったらどこをどう直したらいいか指摘してくれる、ここまでをAIで自動化
・著名な音楽家も支持し普及
こういったアプリにテクニカルなところを任せ、より感情表現など応用面に人間が関わる、こういったすみ分けを念頭に置くようなサービスが各教科・学年で存在感を発揮すると、世の中としても変化を実感できるようになると考えます。
=unquote=
・・・さて、最後の「質問⑤」は、読者の方から応募したいと考えます!。RISU算数の今木さんに質問がある方は、コメント欄に書き込んで頂ければ幸いです。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
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