「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(②本の選び方も大事だが、読み方も大事)
2021年6月27日(日)。
アメブロの教育・お受験ジャンルで著名な「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんに、取材させて頂きました。
全3回の連載記事として掲載させて頂きます。
・2021年6月26日:「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(①一人で読めるようになるまでは親が付きそうことが大事)
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②本の選び方も大事だが、読み方も大事
戦記:「とはいっても、低学年時代にゾロリシリーズばっかり読んでも仕方ないですし。本はどのように選ぶのが良いですかね?」
ぴお:「本の選び方も大事だと思いますが、読み方も大事だと考えます。『読書へのアニマシオン』という本があります。よく、このブログにも書いて、紹介している本ですが。私は、教育に関わる人は全員読んだ方が良いと思います。つまり、お子さんをお持ちの方は全ての方が対象になりますね。読書に向かわせるための作戦を理解することが大事です。読む本はゾロリでも構わないのですが、親としては「この本では誰が一番登場する?」とか子供に問いかけないと、子供は深くは読まないのですよね。」
戦記:「私も娘が低学年時代に経験したのですが、問いかけをすることが大事ですよね。」
ぴお:「読んだ直後に問いかけがはいり、これに答える活動があった方が良いのだと思います。我が家の事例ですと、子供はかなりのってきますね!自分が分かっていることはどんどん言いたいのが子供の特徴だと思いますので、「誰が一番出てきた?」と聞くと、子供はくいついてきます。このたくさん出てくるのが「主人公」という概念につながっていきます。二番目は「脇役」とか、そういう言語に出会うきっかけになります。なので、ゾロリが好きならば、ゾロリでも良いと思います。尚、子供が本を読み違えていて、一番出てくるのがイシシと答えた場合は、「なんで?」と聞いてあげれば、国語の記述力系のテスト問題への対策になっていくと思います。」
戦記:「そうですよね。子供の読書時間をしっかり確保して、読書後の親子の会話まで出来れば最高ですよね。」
ぴお:「はい。でも、実際には難しいです(笑)。私も育児休暇中だから、どっぷりとできたわけですが、時間がないと厳しいですね。」
戦記:「はい。。現実問題として、働いていていると、親子の時間を確保するのは難しいです。」
ぴお:「親子間の時間は取れなくても、うまくやれば、子供も一人で読むようになると思いますけどね。どうしても難しければ、漫画でも良いと思います。我が家も『MAJOR』(メジャー)とか『DR.STONE』(ドクターストーン)とか『キングダム』などを、最初の1冊目だけ買っておいて、家の中に置いておいたことがあります。子供がうまくひっかかり、手にして読んで「次の巻を買ってきて!」とお願いされました(笑)。ドクターストーンでは、エノコロクサからラーメンをつくる話があるのですが、親子で一緒にそれをやろうと、一緒に野山を駆けずり回ってエノコロクサを集めたことがあります。」
戦記:「すごい(笑)。そういう経験は、最高ですね!」
ぴお:「本や漫画を読み、実際に体験し、興味持ったことを辞典で調べるとかに繋がっていくと、学力に繋がっていくと思います。」
戦記:「そのためには、本や漫画が必要ですよね。ぴおさんって、図書館に行く系ですか?」
ぴお:「私は図書館にはあまり行かずに、本は購入する派です。妻がよく図書館に行っていますね。妻がそれだけしっかりと家計を管理している、ということですね(笑)。私の場合は、子供が読む本は購入して、家の中にどさどさと置いてますよ。でも、子供が読む本は決まっていますね。「読んで~!」と本を私のところに持ってくるので、エンドレスで読まされて大変です(笑)。同じ本を何十回も読みますね。」
戦記:「大変ですね(笑)。」
ぴお:「大変です(笑)。親が何回も読むと、小さい子ですと、文字が読めなくても音で完全に暗記したりしちゃいますね。『バムとケロ』とか。音読で何回も聞いていると、ページ見ただけで、内容を暗唱したりします。暗唱できるくらいまで覚えてこんでいると、あとで文字対応が楽なんですよ。音と文字が一致しますので。でも、ベースになる文章がないと、文字を覚えるのも大変なんですよね。あ、い、う、え、お、と言う文字自体には意味がないので覚えづらい。でも「あり」(蟻)だと小さい虫を指すので、子供の観点では覚えやすいです。発達療育の世界で、コロロメソッドというものがあり、これは自閉症領域で著名な方法論なのですが、言葉の学習については、おとうさん、おかあさん、から入ります。あと、手と足。子供が自分の視界に入るものから教えていこう、という方法論です。ココロメソッドは、言語発達の系統表を発表されていますので、関心ある方は読んでみると良いですよ。」
(続く)
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】
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