小6/歴史:「歴旅」さんとのコラボ (10) 2018年開成中学校社会①より 近現代史 殖産興業

2021年11月(小6)

2021年11月7日(日)。

 

歴旅-中学受験難関校へのぶらり旅-」さんに娘向けの家庭教師としてコンテンツを製作頂き、それを2022年組に開放するプロジェクトです。みんなで歴史に強くなりましょう!

 

しばらく前に歴旅さんと話をしてコンセプトを決めましたが、「学力の上限が存在しない開成・桜蔭・渋幕の合否を分ける社会の1問に特化」した形で分析頂くことにしています。

 

=quote=

1872年義務教育


これまでの寺子屋ではなく、6歳以上の男女全てが受けられる小学校教育が始まりました。義務教育です。

これってすごいんですね。日本の寺子屋があったから識字率が高かった、というのは世界的にみてもそうなのですが、それでも読み書きもできない人は多かった。「農家のせがれが読み書きなんて覚えてどうするんだ!畑耕せ!」というのが、それこそ戦後の田舎だってありました。貧しかったら親の畑仕事を手伝う。それを無理やりにでも義務教育として学校で学ぶというのは本当にありがたいことなんですね。

 

義務教育がなかったらどうなるか?

日本では圧倒的に当たり前すぎて何とも思わない小学校教育ですが、歴旅は仕事でバングラデシュの社会調査に行ったことがあります。そこで20歳の工場で働いていた子がいたのですが、初めて勉強する機会を得たそうです。母国語なのに歴旅が2週間前に始めたベンガル語と同じレベル。

「文字が読めてどんないいことがありましたか?」と聞くと、「自分の村に帰るバスが分かった」と答えました。どうしてここ来ちゃったの!?心から心配になりました。数字が数えられないから給料が半額になっていても気づかないんです。騙されても全く気付くことさえできない…義務教育って本当に大事ですね。当たり前ではないんです。現地でMBAを取っている優秀な人もいました。でも家庭科や保健体育でやったような簡単なことが分からない。なんで自分が体調不良かもわからない。栄養素もわからない

=unquote=

 

御三家に挑戦する中学受験生は、12歳にして為政者の視点を持つことは大事だと思います。事実、各界のリーダーになることを要請されるわけですから。しかも、沈みつつある日本の各界のターンアラウンドマネージャー。

 

「義務教育がなかったらどうなるか?」

 

この種の思考実験も、中学受験本番までに経験しておくと良いと思います。

 

満足のいく教育投資を「受け」、楽しくサピックスに通っている12歳がいる一方、"世界をみると"満足に教育を機会を獲得できない同年代がいる。

 

現在僕が問題だと思うのは、“世界をみると"(=どこかの発展途上国)ではなくて、"都区内をみると"の状態になりつつあることです。都区内でも給食で生活をつないでいる層が増加しています。だから、「SenkiChat:カタリバさんへの寄付実績報告(2021年10月分 / 累計240,000円)」といったプロボノを展開しています。

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語KI/上位5%【2021年8月6日から】

 

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Posted by senki