小1/漢字検定8級(=小3):「いちまる8級」を自力で1回転
2016年9月25日(日)、1600-1700。
僕は腰痛でダウン。
やむを得ず、朝のうちに、娘に「漢字の勉強方法」をレクチャーしておきました。
僕:「ごめん。腰がいたくて動けない。だから、自分で勉強してくれ。公文みたいな計算問題は、解くことが目標なんだよね。とにかく解けばよい。解けば、だんだん分かってくる。でも、漢字は解くことが目標ではなくて、覚えることが目標なんだ。だから、覚えた、と自信がつくまで、ひたすらやらないといけない。漢字を5個書けばよいとか、10個書けばよいとか、そういうことじゃない。覚えていないものをつぶすこと。覚えている問題に時間使うのは無駄。そして、その覚える勉強には、親は何も協力できないんだよね。覚えるのは、自分でやらないといけない、ってことさ。」
娘:「自分でやってみるね!」
初めは試行錯誤していたようですが、だんだん、理解してきたようです。
教材は、「いちまる8級」。
①2冊ある。1冊目は「こたえ」のシール。答えが書き込んである。もう1冊は空欄。「もんだい」のシール。
②「もんだい」を読む、書く。間違えたら×をつける。
③×がついている問題のみ、繰り返す。
・・・1時間後、
娘:「おわったよー。」
僕:「(ベッドに横のまま)何日目まで終わった?」
娘:「全部おわったよー。」
僕:「え?全部?」
妻:「全部やってたわよ。復習問題はやらなくていいのよね?(→Yes、やらなくてよい。復習問題は最後に解くのが正しい勉強法だから)」
ということで、娘一人で「いちまる8級」を一回転復習できたようです。親が暗記系科目での関与を続けるのは時間的・体力的、そしてイライラ的(笑)にも限界がいずれやってくるので、極力自力でできる体制に移行しようと考えます。
その意味でも、小1の11月の段階での漢字検定8級(=小3)は、勉強方法確立のモデルケースとして、良いターゲットなのかもしれませんね。ちょっと難しいけど、達成不可能なゴールではないので。
勉強頑張っているお子さんは、すでに小6の漢字まで終えているかと思います。すごいよねー、かっこいいよねー、親力凄すぎ。なによりも、目の付け所が良い。早い段階での漢字学習は、①読書の幅が広がる、②社会(地理・歴史・公民)に進出できる、③日常生活から入ってくる情報量が各段に増加する、④漢字の習熟に時間を使える(=知っているレベルから使えるレベルへ)、という、何倍にもレバレッジがかかる圧倒的アドバンテージがありますので。サピックスに3年生2月(=小4)から入ってくるお子さんって、たぶんそういう、目の付け所が良い、全体像を理解している親にマネジメントされたお子さん。
僕は気が付くのがちょっと遅れてしまったのではありますが、まだ小1なので、いくらでも方向修正できる範囲。この時間軸での選択肢の多さが、小1からサピックス通学や勉強を開始するメリットなのかもしれませんね。我が家は、楽しめる範囲で、地道に筋トレを娘にさせたいと思います。
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ディスカッション
コメント一覧
いつも楽しく拝見させていただいています。
漢字学習の先取りについてブログ主さんのご意見を一点お聞かせください。
漢字の勉強というと読み書きの両方(および書き順)を含み、かつ「書き」の習得が「読み」と比べると一般的はるかに時間がかかります。
しかし、小学生の時に実際役に立つのは上にあげている①から④のメリットを見ても読みの方が重要であり、また実務でもパソコンの普及によってより「書き」や書き順の重要性が薄れていっているような気がします。もはや「書き」は実務に必要な能力ではなく「教養」の分野になってきつつあるのではないでしょうか。
同じ時間を先取りにかけるなら、漢検の勉強で読み書き両方を先取りするのではなく、読みを中心として先取りを行った方が効率がいいのでは、個人的に思います(もちろん両方できるに越したことはないのですが時間は有限なので)。もちろん漢検などはペースメーカーとしての有効性もあり(読みだけの検定などはない)、書くことによって得られるメリットもあるので、副次的な要素も含めると一概にいうことはできないかもしれませんが、ブログ主さんのお考えをお聞かせ願えればと。
>エルモさん
時間の投資効率に着眼したコメントありがとうございます。
漢字の勉強方法ですが、まさに我が家では「読み」を基軸に展開しております。理由ですが、そちらのほうが親として簡単ですし、また子供の側からしても簡単だからです。
時間の投資効率の観点では、娘の場合は1/2くらいの効率で読みをマスターしています。また、読みは文字通り読めばよいのですが、漢字は書く必要があるので、3分間に処理できる個数もおのずと変わります。
よって、漢字の学習順序は、①書く(※漢字の形を覚える)、②読み仮名問題を大量に解く、③書く問題、そして最後に④書き順、だと考えています。実際、我が家ではその順序でやっています。
英語でもそうですが、正しいスペリングよりも、まずは読めるかどうかが大事です。漢字も同じだと思っております。
早期に小6間での漢字を読めるようになり、書き取りは時間をかけて熟成させる、というのがBest Practiceではと想像しています。
今後もコメントいただければ幸いです。「勉強」はやり方が大事なので、僕としても大変刺激になります。
早速の返答ありがとうございます。
"早期に小6間での漢字を読めるようになり、書き取りは時間をかけて熟成させる、というのがBest Practiceでは"
に完全に同意です。
私も小1の子供がいるのですが、低学年の中学受験の学習方法は玉石混交でかつポジショントークも多いため、自分が妥当と思っている方法でもなかなか100%の自信が持てません。こういったところで(感情論ではない)意見を交えることができるのは非常に有益ですね。またコメントさせていただきます。
>エルモさん
今後も議論させてください。
世の中で入手できる低学年の勉強方法の場合、①塾などの産業は自社利益の追求、②個人のブログの場合はある意味では宗教に近いと考えます。信じている方法なので自分で自分のことを批判的に見ることは難しい、、のかもしれません(僕も含めて、最近公文信者っぽいし(笑))。
しかし、中学受験で結果を出したい場合に求められるスキル、それが求められる時期、基礎→発展へのピラミッド構造を考え、ロジカルに分析していくと、ある程度普遍的な勉強方法を抽出することは可能だと思っています。
僕も日々試行錯誤、そして反省しまくりんこですので、今後ともツッコミ入れて頂ければ勉強になります。