小5/歴史小説/002:『長英逃亡』(吉村昭)

2020年05月(小5)


2020年5月5日(火・祝)。

 

既に娘は読了していますが、『長英逃亡』を読むと理解できることをメモしておきます。

 

登場人物についても、娘は理解を深めています。単なる暗記では、歴史は面白くありませんからね。

 

・高野長英はシーボルトの鳴滝塾のエリート。当時、蘭学ではトップランナー。

・高野長英はシーボルト事件の発覚する雰囲気を先読みして、うまく離脱。生き延びた。

・蛮社の獄につながる背景。江川英龍は蘭学による技術を重視し、尚歯会のメンバーである渡辺崋山、高野長英とも交流あり。異国船問題で、老中水野忠邦が江戸湾の測量を鳥居耀蔵と江川英龍に命令。蘭学に基づく江川英龍が圧勝し、鳥居耀蔵は蘭学を逆恨み。モリソン号事件の幕府の対応に批判的な立場をとっていた高野長英は、『夢物語』を執筆して批判。これらを理由に、鳥居耀蔵が尚歯会メンバーを取り締まり、これが蛮社の獄となった。

・高野長英は伝馬町牢屋敷の中で、医者として親切にしたので人望を集め、牢名主に出世。伝馬町牢屋敷の構造と仕組み。特に、牢名主制度が良く分かる。

・高野長英は牢名主の地位を利用し、伝馬町牢屋敷に外部協力者を得て火を付けて、明暦の大火以後の慣習となっていた切り放しにて逃亡。尚、3日後の集合場所は本所の回向院。

・その後、長英は蘭学者ネットワークを駆使して、逃亡。しかし、かくまったり関与した者の多くは、幕府の取り締まりにより悲惨な結果に。

・高野長英は約5年間逃亡。この間、兵学書を中心に翻訳を続けて、これらが薩摩藩島津斉彬などの手に渡り、新政府軍の軍事的基礎となっていった。

・最終的に高野長英は経済的に困窮し、硫酸で顔を焼いて「町医」として金を稼いで生活するようになる。

・高野長英を逮捕したのは、南町奉行の遠山金四郎(遠山の金さん)。しかし同心が長英を十手で殴り殺してしまう。死体は塩漬けして保存して、裁きを待つ。ここで、遠山による見事な裁きで、「火あぶりの刑」から「死罪」に減刑。理由は、『夢物語』が時代の先を読んだ内容であり、幕府の中でも評価する声があり、これを反映させたもの。

・塩漬けされた長英は、伝馬町牢屋敷に送られ、そこで斬首。死体は小塚原刑場に運ばれ、残置。

 

★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語HI/上位45%【2020年3月10日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単3級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki