小5/サピックス:基礎トレの「384384÷7÷11÷13 =」
2020年6月5日(金)。
ワインを飲みながらでの、晩御飯での会話。忠実に記録しておきます。
=quote=
①384384÷7÷11÷13 =
=unquote=
僕:「今朝の基礎トレの問題だけどさ、割る数って何だった?」
娘:「え?どの問題?」
僕:「ほら、364364だっけ。」
娘:「あー、あの問題ね。でも、あれって、、、384じゃなかったっけ?」
僕:「(見直して)そうだね。。すまん。あれの割る数。」
娘:「1001だったよね。」
僕:「うん。ちょっと思考実験なのだけど、かりに1000にしてみたら何が起きる?」
娘:「384.384になるよね。なんか、1があやしいなあ。1001の1が怪しい。」
僕:「1の特殊性ってなんだと思う?」
娘:「1?1かあ。。1ねええ。。」
僕:「他の数字にかけてみたら?」
娘:「あ!そうかなるほど。絶対に繰り上がらない。1から9の数字をかけても、繰り上がりが無いね。」
僕:「その通り。だから、384384だろうが、104104でもいいのだけど、、、」
娘:「1001で割ると簡単だね。でも、1ってかなり特殊な数だね。発明したのは誰なのだろう?人類の歴史上、1という数字を発明した記録で一番古いものは何?史実として証明されているもの。」
僕:「分からん。。」
娘:「でも、古代ローマとか古代ギリシャにはあったよね、1。それより前か。人類ねえ。」
僕:「旧石器時代かな。でも、君が見たこれまでの歴史の中では、最も古いのは、ラスコーの洞窟画のレプリカだと思う。」
娘:「でも、あれって、いわゆるヒトじゃないよね。種類が違うから。彼らに、1という概念はあったのかなあ。。1って結構難しい概念だと思う。」
僕:「そもそも10進法の世界に我々は生きているからな。例えば、12進法とか60進法とかも使っているのだけどな。何か分かる?」
娘:「(真剣に考えるも、分からず)何?」
僕:「時間だよ。時間。」
娘:「あ!!!たしかにそうだ!!!12進法であり、60進法だね。」
僕:「では、360進法は?」
娘:「角度だね。なぜなのだろう?」
僕:「12の倍数は約数が多いからだと思う。」
娘:「でも、10進法でも別に困らなくない?定義の問題だから。パパの説明は、説得力が無い。」
僕:「割れる数が多い方が便利だったんじゃないかな?それで、結果的に、10進法と12進法が残った。1年も12か月だ。」
娘:「うーん、パパの説明に納得がいかない。」
・・・便利だったのだと思うよ。
娘は、12進法のポンドヤード法を知らない(笑)。娘が感動し、驚く世界観を保持するために、12インチで1フィートとして考えて生活し、且つ、身長が運転免許に記載される国のことも教えない。そして、それが、第一次世界大戦後の世界最強の経済軍事国家なのだが。全てを教えることは、子供から気付きを奪い、考えるきっかけを奪い、感動を阻害する。
教えないことが、教育。自分の眼で、気付け。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
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