「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(③小学校1年生の時点での学力差が、そのまま学力差になる時代)

2021年06月(小6)

2021年6月28日(月)。

 

 

アメブロの教育・お受験ジャンルで著名な「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんに、取材させて頂きました。

 

 

 

 

全3回の連載記事として掲載させて頂きます。

 

・2021年6月26日:「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(①一人で読めるようになるまでは親が付きそうことが大事)

 

・2021年6月27日:「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(②本の選び方も大事だが、読み方も大事)

 

・2021年6月27日:「ぴお@5歳までにやっとこう!」さんへの取材:低学年の読書教育(③小学校1年生の時点での学力差が、そのまま学力差になる時代)

 

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③小学校1年生の時点での学力差が、そのまま学力差になる時代

 

戦記:「ぴおさんのお話をお伺いすると、0歳から5歳のお子さんに対して、考えて教育をしている親御さんと、そうではない層の差が大きいですね。私の場合、何も考えていませんでしたので。。」

 

ぴお:「もう、凄く大きいと思いますよ。小学校1年生の時点での学力差が、そのまま学力差になってしまうのが、最近の流れですから。例えば、自分の名前を漢字で書ける新小1と、文字を読んだことがない新小1が、4月に一緒に机を並べて学ぶことになります。これ、残酷ですよね。公教育においては、小1は文字が書けない前提で設計されています。なので、教科書も最初は絵しかありませんし。公教育が参考にしているピアジェの発達段階の調査は、20世紀初頭の昔の環境を前提にしているのですよね。当時は印刷物の量が少なかった。学校に来て初めて、本を手に取る子供がほとんどだった時代の話です。しかし、現代は、自宅内に本がどれだけあるかなど、家庭環境の差が激しいです。」

 

戦記:「家庭環境の差が、そのままの差になる時代ですね。」

 

ぴお:「そして5歳までならばリカバリーがしやすいのですが、そこから先は、先を行くお子さんに追い付くのが大変な時代でもあります。」

 

戦記:「だからブログ名が5歳まで、なのですね。」

 

ぴお:「はい。就学前までに、ある程度伸ばしてあげないと、子供は辛いと思います。」

 

戦記:「ぴおさんですが、どういった基準でお子さん向けの本を選んでいますか?」

 

ぴお:「本人が好きな本ですね。学校に本屋さんが来てくれますので、その場で本を買えます。子供が今夢中になっているのは「おしりたんてい」シリーズとか、車関係のシリーズですね。学校で配られた集金袋に、お金を入れて買っています。」

 

戦記:「もう少し学年が上がってきたら、どうしますかね?」

 

ぴお:「図鑑とか辞典を買うことになると思います。トミカ図鑑とかも、昔導入しました。あと、読書とは少し異なりますが、学習と言う意味では学校の教科書の先読みをしています。今は小2の教科書を読んでいます。最後まで通しで音読をさせて、また繰りかえすことをやっています。スイミーはもう10回は読んでいますね。タイトルの横に〇を10個つけると、子供は読んでくれるのですよ。これもブログ記事にしています。」

 

戦記:「縦に〇を並べるやつですよね(笑)。スイミーは名作ですからね。娘も何度も音読して、ほぼ丸暗記していました。」

 

ぴお:「スイミーのような物語文は、気持ちを考えて、その気持ちの根拠を示す場所を選んでもらうと、良い指導になりますね。そういった読み方を教えてくれる先生が、学校教育の中でも稀な存在なのがもったいないと思います。分析批評に関する体系を理解している先生に、お子さんが巡り合うとラッキーですね。公教育での出会いが運だと仮定すると、家庭教育でこのあたりを補っておくと、読書や国語に強くなると思います。例えば、色で赤だと元気でヒーローを連想するとか、、青だと海とか静かといったイメージを持つとか。スイミーには「風に揺れる桃色の椰子の木みたいなイソギンチャク」という表現があるのですが、これは明るい楽しみのメッセージであり、寂しい場面から明るい場面に移る場面を意識すると良いです。桃色ってどういう意味、と子供に聞いてもらいたいですね。」

 

戦記:「まさに、親子の対話が大事だということになりますね。」

 

ぴお:「読書のベースが無いから、読めない。読めないから、面白くない。だったら、教えやすい教材で、教えると良いですね。」

 

戦記:「本との出会いも大事ですよね。私も小1からブログを書いていて思うのですが、親が把握できる児童書の幅って、それほど多くないのが現実だと思います。特に首都圏の場合は、親が共働きで忙しいし、本を選ぶのが大変だとか、いろいろな悩みがある御家庭が多いです。」

 

ぴお:「なるほど、首都圏だと読書選定で苦しんでいるニーズがあるのですね。勉強になります。確かに、読書選定って難しいですからね。子供の関心は個人差があるのが普通ですから。例えば、宮西達也さんのティラノサウルスシリーズは好きだが、同じ作者でも、他の本は好きではないとか。子供の関心に沿って選んだいかないといけませんよね。王道の本が当たるとは限らないですからね。スイミーの絵本があれば、教科書で読むよりも先に読んでおくことが良いと思います。これはかなり効果的です。スイミーしか本棚になければ、子供はスイミーを手に取ることになります(笑)。小3の教科書にも出てくる『わすれられない おくりもの』もお勧めできます。『バムとケロのさむいあさ』もいいですね。絵がかわいいからですかね。「こんなこいるかな」シリーズも良いです。身近な人で、誰が似ているだろう、とか(笑)。」

 

戦記:「ありがとうございます。未就学児から低学年の読書のことをリアルタイムで把握されているぴおさんに取材出来て良かったです。何しろ、私は最近、低学年の読書経験で、小学校時代の国語力の上限が決まってしまうのではないか、と言う仮説に辿り着きましたので。」

 

ぴお:「そうですよ。私も、低学年時代の読書の仕方で、国語力の上限が決まる傾向はあると思いますよ。昔、文部科学省も似たような研究発表をしていたような記憶があります。幼児書って、基本的に物語文じゃないですか。そればかり読んでいると、学力に転換されていかないという説もあります。随筆文とか説明文とかも、読まないと駄目ですね。」

 

戦記:「やはり、幅広く読まないと危ないですね。本日はお時間頂き、ありがとうございました。私が体験できなかった、未就学児時代の読書の話がよくわかり、大変勉強になりました。」

 

ぴお:「こちらこそ、高学年で起きていることが分かり、勉強になりました。Zoomできて楽しかったです。」

 

(終わり)

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:中学受験90%、中学入学後10%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語JII/上位6%【2021年4月9日から】

 

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Posted by senki