RISU算数:「偏差値リカバリー」の直近事例を取材(中学受験前夜の1月末のラグビー大会レギュラー)
2023年5月14日(日)。
娘はRISU算数の卒業生ですので、そのご縁で、たまにRISU算数に教育事業の最前線を取材させて頂いています。
RISU算数は「偏差値リカバリー」という名前で2021年にプロダクトを作っていますが、その際の取材は以下の通り。
・2021年6月29日:RISU偏差値リカバリー:取材記事(①「RISU偏差値リカバリー」というメール)
・2021年6月30日:RISU偏差値リカバリー:取材記事(②テストではなぜか計算ミスが連発して大問1-2を取れないで苦しんでいる)
・2021年7月01日:RISU偏差値リカバリー:取材記事(③文章題に弱いお子さんの場合、偏差値が出ない理由は明白)
・2021年7月02日:RISU偏差値リカバリー:取材記事(④小1後半から小4のみを対象にする予定)
前回取材から2年が経過したので、その後どうなったのか?、について取材してきました。
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戦記:「ご無沙汰しております。RISUさんの「偏差値リカバリー」への取材は2021年6月でしたので、なんともう2年なんですね。」
割ヶ谷さん:「こちらこそ、おひさしぶりです。ほんとあっという間ですね。こちらも、この2年間でいろいろな方を成功に導くことができました。」
戦記:「本日ですが、偏差値リカバリーの超具体例をお話頂けるかも、とのことで楽しみにしております。お子さんの了承は取っている、との理解で宜しいのですよね?」
割ヶ谷さん:「はい。大丈夫です。今年の2023年中学受験での男子のお話になります。これがすごいのですよ、なんと2023年1月末までラグビーをやっていて、しかも大会レギュラーで出場されたので。」
戦記:「なんと。。その時期になると、右腕骨折したら大変だから、階段上り下りするのも神経をとがらせる時期にラグビーですか(笑)。」
割ヶ谷さん:「はい、そうなのです。ラグビーに熱中されていて、それでラグビー強豪校に行きたいとのことで早慶附属中とMARCH附属中に挑戦し、早慶附属中は残念でしたが見事、MARCH附属中に合格されました。」
戦記:「本当の直前までラグビーをやっていてMARCH附属中ならば、すごいじゃないですか。どんなバックグランドのお子さんなのでしょうか?」
割ヶ谷さん:「地元の小規模中学受験塾に小4から通塾されていました。こちらの塾では、どうしても算数の成績が上がらずに困っていた中で、新小5の2月からRISU塾タブレットコースを開始されました。その後、小5の12月から偏差値リカバリーコースへ移行されました。」
戦記:「初めてお会いされたときに、どういう会話をするのでしょうか?」
割ヶ谷さん:「そうですね、「偏差値リカバリーに該当する生徒さん」とは感じましたが、ラグビーという習い事で多忙な生活という点を踏まえ、まずはタブレットコースをお勧めしました。通塾時間が長いと、ラグビー無理じゃないですか。そして、生徒さんご本人と保護者さんとの信頼関係ができてきた段階で、最終的に偏差値リカバリーへ移行してきました。ラグビーの練習ですが、小6でも土日が練習で、夏休みには1週間合宿に参加するという超本格的なのですよ。」
戦記:「(汗)。」
割ヶ谷さん:「さすがに我々も、まさか首都圏中学受験が既に始まっていた2023年1月末に最後の大会があり、見事レギュラー出場されたのを見て、胸が熱くなりました。このお子さんのご家庭では、「ラグビーをするための中学受験」という軸が明確にあり、そのためにラグビーの強豪校を志望されていました。具体的には大学附属校であり、特に早慶附属中とMARCH附属中ですね。」
戦記:「得意不得意の科目などはありましたか?」
割ヶ谷さん:「こちらのお子さん、国語は得意でした。戦記さんはサピックスの世界観しかご存じないかもしれませんが、首都圏模試で偏差値70でした。母集団が異なりますし、テストの種類が異なるので比較は難しいのですが、サピックス偏差値でも55くらいはあったのかな、と思います。とにかく 読書が好きで、ラグビーの息抜きは毎晩の読書というようなご家庭でした。「読書時間が削られるのならば中学受験なんて無理!」とお子さんが自ら言っていました。どうやら、ご両親は幼少期から読書習慣を叩き込まれてきたようです。」
戦記:「体育会っぽいノリですが、ラグビーの勢いで読書していたら、すごいことになっていそうですね。」
割ヶ谷さん:「お母さまは、中学受験に対して熱心にサポートされているものの、お子さんの「ラグビーが軸」ということで完全一致していました。お父さまは、勉強面には基本ノータッチで奥さまに任せているが、塾への送迎などサポートには協力的というご家庭でしたね。」
戦記:「国語優位な中での算数ですが、どんなかんじでスタートしたのですか?」
割ヶ谷さん:「算数はボロボロです。偏差値は50にも届かず、です。RISU偏差値リカバリーを開始したときの課題ですが、とーにかく、、、お子さんの問題への取り組み方が雑でした。本当に、雑!」
戦記:「ラガーマン、それで大丈夫か。」
割ヶ谷さん:「まあ、雑なんですよ。でも、体を動かすことが大好きな男子ですから、これは中学受験層ではあるあるなのだと思います。具体的には、算数において、途中式を書かない、暗算する、字が汚い、字が汚い、字が汚い、、、、となんど唱えても良いくらい、字が汚い。だから、ケアレスミス続発。」
戦記:「男子あるあるですよね。」
割ヶ谷さん:「しかし、国語は大好きだからなのか、国語のテストの漢字は比較的丁寧。つまり、意識すれば丁寧な字を書けるということを意味します。塾が小規模塾だったということもあり、宿題をする習慣がゼロで、そもそも「宿題はやるもの」という意識がありませんでした。算数で、解けない問題を前にすると投げ出してしまったり、最後まで説明を聞かずに問題を解き始めてしまう、そんなかんじですね。」
戦記:「そのパターンですと、集団塾での滞在時間がほぼ無駄になっているでしょうね。」
割ヶ谷さん:「はい。しかし、ラグビーのおかげで、とにかく体力がありました。そして、メンタルが強いのですよね。緊張しませんし、叱られても凹まない。このようなフィジカルとメンタルの強さの中、幼少期からの読書習慣により、国語力は大変高い。だから、算数は一気にリカバリー、、、というか、もともとが低すぎるものを上げるのでリカバリーではないのですが、一気に挽回できるだろうと考えました。」
戦記:「なるほど。」
割ヶ谷さん:「具体的な偏差値リカバリーでの取り組みですが、教材は予習シリーズと志望校過去問です。字の汚さや雑さは、一朝一夕では治りません。とういか、個性ですね。これは、根気よく指摘し続ける。そして、基本の抜け漏れが見つかるたびに、1つずつ穴埋めしていくわけですが、志望校の傾向に合わせ、やるべきことや単元は取捨選択していきました。志望校に特化したことが、うまく行った勝因でしょうね。
あとは、宿題管理シートを用いて、徹底した宿題管理です。算数以外に理社の宿題も管理しました。1週間のうち、対面授業は2日なのですが、とにかくこまめに宿題の進捗をチェックしました。宿題をやってこないことは、時に厳しく指摘させて頂きました。宿題の必要性を理解するところまで、引き上げないといけませんから。小6の夏以降は計算トレーニングも無くし、ひたすら過去問演習です。」
戦記:「なるほど、余計なことに時間を使わずに、フォーカスしていますね。」
割ヶ谷さん:「はい。秋以降は、志望校、特に実質的な第一志望であるMARCH附属中対策を強化しました。過去問を繰り返し解き、予習シリーズで類題を復習ですね。基本は褒める授業スタイルなのですが、男子なのでゆるんできたら厳しく指導し、メリハリをつけました。そして、極めつけは、、、塾での授業後30分読書タイムの確保です。これが、モチベーション維持にもなり一石二鳥でしたね。」
戦記:「えー!塾で読書ですか?これは新しい(笑)。」
割ヶ谷さん:「はい。帰宅してしまうと、お風呂やら夕食やら宿題やら、たくさんイベントがあるじゃないですか。だから、塾の静かな環境の中での、良質な読書タイムを確保しました。
お母さまへのアドバイスとしては、お子さんへのサポートに熱心であるが故に、指示や注意を言いすぎてしまう場面がありましたので、「やりなさい」と言わないようにアドバイスをしました。宿題や志望校に関する情報を Excel の表などを用いて正確に把握するよう、お願いしました。こちらは、塾の仕事ではなくて、親御さんがすべきことなので。そして、生徒の体調管理やメンタルケアに専念して頂き、勉強面はRISU偏差値リカバリーにお任せ、という業務分担にしました。お母さまも、偏差値リカバリーのアドバイスに柔軟に対応して頂き、 「『やりなさい』をぐっとこらえました!」と報告してくれるようになり、信頼関係を築けたのは良かったと思います。」
戦記:「受験結果は、どうだったのでしょうか?」
割ヶ谷さん:「振り返りとしては、第1志望であるMARCH附属中に合格されました。チャレンジ校としては早慶附属中でしたが、こちらは不合格でした。
劇的な偏差値の変化はあまり無かったのですが、算数の偏差値は徐々に上昇しました。穴だらけだった算数が、計算など基本的な問題を安定して解けるようになるだけで、優位になっていくのですよね。小6以降の劇的な偏差値上昇は難しいわけですが。」
戦記:「といいますか、小6は生活の100%を中学受験に全力投資している中で、下がらずに徐々に上がる、というのはすごいことだと思いますよ。特に、サピックス偏差値50前後が一番人が多いじゃないですか。」
割ヶ谷さん:「はい。ラグビーがメインで時間が無い中での勝負ですので、潔く、志望校特化対策を取ったおかげで無事合格したという戦い方でしたね。生徒さん本人の学びとしては、「宿題をやらなくて怒られるなんて思っていなかった」、と、つまり、宿題をやる重要性に気づきました。あと、「人の話を最後まで聞けるようになった」ですね。これにより、ミスが減少しました。」
戦記:「そのスタイルで新中1生活を楽しんで頂きたいですね!」
割ヶ谷さん:「集団塾に通ってはいたけど、勉強習慣がなかったので、何から手を付ければいいか分からない状態だった、というのが最初のスタート地点ですしね。ですので、最初は、徹底したマンツーマンコーチングで課題を1つずつ潰し、「分かる」から「できる」を増やしていったわけです。この流れで、小6の1月までラグビーを続けながらも、自分専用の独自カリキュラムで効率よく受験対策を進め、志望校合格というのは効率的な時間の使い方だったかな、と思います。」
戦記:「基礎体力があるでしょうし、中学受験に全振りでの合格ではないことから、伸びしろがたっぷりですね。」
割ヶ谷さん:「はい。生徒本人、ご家族、RISU偏差値リカバリーの三者が、「ラグビーのための中学受験」という目的を共有し、軸をブラすことなく学習を進めたのが良かったのだろうと思います。このご家族、生徒さんの弟さんがいらっしゃるのですが、お兄さんの合格を受けて、やんちゃな弟さんにも中学受験への意欲が湧いてきたというオマケ付きです。」
戦記:「家族の団結を深めるためにも、良い経験になりましたね。やはり、国語がある程度できていれば、算数はRISUさんみたいなソリューションを使えば、効率よく志望校に合格できる可能性があるわけなので、猫も杓子もサピックスみたいなレッドオーシャンで泳ぐよりも、人とはちょっと違う受験アプローチをした方が、家族の満足度も上がる可能性がありますよね。本日は貴重なお話を合有難うございました。生徒さんのご家族もこのブログを読んでいらっしゃる可能性がありますから、付け加えておきますと、体力ある男子の中高からの爆発力はすごいと聞いています。ぜひ、ラグビーをお楽しみください。本日はありがとうございました!」
割ヶ谷さん:「取材頂き、ありがとうございました。最近は戦記さんのTwitterでの尖り方にも注目しています(笑)。」
戦記:「(汗)。」
以上
★現時点の立ち位置:
①公文:英語M、数学N、国語M
②英単語:パス単1級「でる度A」まで復習中











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