スタディアップ:スタディアップの戦略分析②(『中学受験社会合格への家庭内戦略』)

2020年07月(小5)

2020年7月6日(月)。

 

スタディアップの戦略を分析する、シリーズ記事2回目です。

 

①『中学受験は社会で合格が決まる』(野村恵祐/講談社/2011年6月30日初版)

 

②『中学受験社会合格への家庭内戦略』(野村恵祐/小学館/2013年7月24日初版)

 

③『社会の後回しは危険です』(野村恵祐/ダイヤモンド社/2016年7月14日初版)

 

 

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2冊目の分析です。

 

 

(1)書籍

中学受験社会合格への家庭内戦略』(野村恵祐/小学館/2013年7月24日初版)

 

 

(2)僕が気になった記述と意見

記述内容と、僕の意見、過去のアクションをまとめておきます。

 

=quote=

・p.17: そこで、『中学受験において社会こそが最初に固めるべき科目であり、いかに社会を早めに仕上げることこそが合格につながえる戦略か』

 

→正しい。

 

・p.28: 算数の1点も社会の1点も、4科目の合計点を競う中学受験では同じ1点であり、算数の難しい問題を得点するために膨大な時間を費やす一方で、10秒程度で暗記できる本当に基本的な社会のキーワード問題を簡単に失点してしまう。

 

→正しい。尚、野村氏は「算数は、基礎問題でミスが発生するなどの成績のvolatilityが高い」ということを指摘すると、更に説得力が上がると思います。科目別の成績のvolatilityまで踏み込んで分析すると、もっと良いかもしれませんね。受験本番当日のメンタルによって、算数では成績のvolatiityが高いと思うのですよね。社会には番狂わせが無い。ここが、中学受験で合格をもぎ取る、という観点では大事な観点だと思います。

 

・p.44: それは、社会が他の科目とは違い、暗記すればするほど得点に結びつく、即効性の強い科目だからです。しかも、一度覚えて適度なタイミングで復習していれば、得点力は落ちません。

 

→正しい。

 

・p.59: しかし、ほとんどのお子さんが「どのような頻度で、何回反復して暗記すればよいのか」を知らずに、ただ闇雲にガムシャラ型の勉強をしているのです。

 

→極めて正しい。「暗記スキル」が無いお子さんが多すぎると思います。

 

・p.64: しかし、このエビングハウスの事例に関する他の本に目を通してみても、単にこのエビングハウスという学者の研究結果がこうであると1~2ページ程度で述べられているだけで、それが実際の中学受験の勉強にどう活用できるのか、どう生かせるのかまでを具体的に書いてあるものはほとんどありません。わたしは、この事例を踏まえた上で、今日から家庭学習の中で、どのように生かせるのか、この事例を反映させた具体的な勉強法を提案していきます。

 

→正しい。大半の人が原著を読んだことがないであろう「エビングハウスの忘却曲線」。中学受験関連のブログで、暗記について「エビングハウスが・・・」と書いている記事を散見するけど、そもそも1880~1885年の研究を引っ張ってきているということを知っているのだろうか。「令和時代の中学受験」に、明治時代初期の実験結果を持ち出してくることが普通になされていることに、中学受験業界の古さを感じます。

 

・p.67: 暗記ができる生徒とできない生徒の決定的な違い、それはズバリ、「復習のタイミングの差」なのです。暗記が上手な生徒ほど、復習のタイミングが絶妙なのです。つまり、この復習のタイミングを上手に行うことで、費やした時間以上の学習効果を得ることができるのです。

 

→極めて正しい。

 

・p.71: つまり、人間は時間をかけて記憶を熟成させる性質があるので、復習をする場合は、繰り返し復習するほうが効果も高く、しかも記憶は長く続きます。そして、復習のタイミングを分散させるにしても、その日にちの間隔を次第に広げるほうが効果的だということが知られています。

 

→正しい。

 

・p.117: 中学を受験するにあたって、早い子で小学3年生・4年生あたりから中学受験の準備を始めます。そうなってくると、年齢的には、わずか9歳、10歳という年齢です。

 

古い認識だと思います。しかし、野村氏のこの本は2013年に執筆されていますので、古くて当然です。僕の定義では、「古き良き時代の中学受験の末期」です。2013年当時は、小3から中学受験の準備をすれば早いとされる平和な時代だった、ということが確認できます。尚2020年現在は、小1から開始がスタンダードですので(※通塾するということではなく、家庭学習を開始するのは小1から)。そもそも、2020年現在では、小1の最初からサピックスに入らないと、満杯でそもそも入塾すらできない地域があります。僕の認識は、「令和時代の中学受験は、小1~3に何をしたかで60~70%は決定している(50%は決定しているが80%は決まっていない)」というものです。

 

・p.155: 社会の成績がよい子は、自分の最大限集中できる社会の時間帯を見つけて、その時間を生かして効率よく学習しています。これは、非常に有意義な戦略です。なぜなら、同じことを1時間するにしても、集中している1時間と、集中していない1時間は勉強の質がケタ違いだからです。

 

→正しい。

 

・p.189: 結局、塾で問題演習をいくら行っても、その手前の家庭学習での暗記という作業が先に来ないと、なんの意味もないのです。ですので、社会の成績を上げるためには、家庭学習で暗記する時間を取ることが何よりも重要だということを頭に入れてください。

 

→正しい。この当たり前のことを、普通に指摘している方は少数派だと思います。

=unquote=

 

■追記(2020年7月7日):
当日のアメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで3位の記事になりました。

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単3級+言葉ナビ上巻

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki