小1/サピックス:今更ですが3月の入室説明会の備忘録
2016年10月30日(日)、夜。
妻:「私が行ったサピックスの保護者会は、5月ではなくて、3月の入室説明会よ。」
とのこと。当時妻がワードで作成し、メールで僕に提出した備忘録を発掘(※夫婦間でも報告はビジネスライクにきっちりとやる)。読み返してみました。
以下が内容。
=quote=
2016年3月xx日
SAPIX説明会の概要(新1年生の学習内容)
1. 時間割
・45分×2コマ。
・隔週で算数と国語を実施
2. 国語
(1)「国語A」(1コマ目、45分間)
①内容
・漢字テスト、文法、知識
②授業の進め方
・授業の最初にテキストを配布。
・まず最終ページの「デイリーチェック」を行う。終わった順に教師に提出。教師はその場で採点して各生徒に返却。
・先生の採点中(10~15分程度)、生徒は前回のB授業の復習を実施(先生より指示あり)
・残りの25分は、文法や知識の問題を行う(例:動詞は「う」行で終わるものが多いなど規則性に気付かせる)
(2)「国語B」(2コマ目、45分間)
①内容
・長文読解、記述。
②授業の進め方
・教師が文章を音読する(1年生が授業において課題文章を音読することはない)
・皆で簡単なあらすじ、登場人物を確認する。
・問題は、穴埋め、記号選択問題、記述問題があるが、授業で中心に扱うものは記述問題。
・そのため、授業で扱える問題数は、3、4問程と重要な問いのみ。
・記述に関しては先生とやりとりを繰り返し、10点満点を目指す。最初は3点分程度しか書けな
いのが通常だが、めげずに繰り返し修正し、満点を目指していく姿勢を作ることが重要
(例:単に「よかった」と書いてきた場合には具体的な記述を求める、「きもい」と書いてきた場合には、「きもちわるいだよね」と、しゃべる言葉と書き言葉の区別をつけさせる、といったことを行っている)
(3)家庭学習(比重:A >B)
①「国語A」
重要度1【必須】:漢字
・授業1回につき6文字程度学ぶ。とめ、はね、はらいについてはかなり厳しく採点。
・国語の授業終了後1週間目:1日5~10分程度、漢字1、2文字ずつ復習。
・国語の授業終了後2週間目:最初の3日間でテキスト(1)~(3)の漢字練習を1日1枚行。次
の3日間で、(1)~(3)の裏面を1日1枚行う。
重要度2【オプション】:文法
重要度3【オプション】:残りの問題
②「国語B」
重要度1【必須】:話す
・「今日授業でどういうお話を読んだのか?」と子供に質問し、概要を説明させる。
重要度2【必須】:音読
・授業で扱った文章を音読させる。
・イントネーションがおかしい語句については直させるとともに、意味を理解していないと思われるので辞書で調べて意味を理解させる。
重要度3【必須】:解きなおし(授業で扱った問題のみでよい)
・授業で正解していた部分についても、答えを隠して解きなおしをさせる。
・子供が書いた文章の読んだときに意味が分かればよしとする。
(※)記述問題を親がチェックするときのポイント
・答えを本文のどこから抜き出したか?
・誤字、脱字はないか?
・文章の最後の句点「。」はきちんと書かれているか?
・気持ち言葉は含まれているか?
・理由を聞かれている場合、「~だから。」という書き方で答えているか?
(親が子供の書いた答えがいいか悪いか判断つかない場合には、付箋をはっておけば、
次回の授業で先生が見てくれることは可能。)
3. 算数
(1)内容
・「算数A」(1コマ目、45分間):前回の復習、計算演習
・「算数B」(2コマ目、45分間):新しい内容
(2)テキストの構成
・表紙問題、表紙裏の「ピグマキッズ」:早く解き終わった子供の足止め用(授業で扱わない)。
・P1~6:「算数B」で扱う。
・P7:足止め用(授業で扱わない)
・P8以降:「算数A」で扱う計算問題。計算トレーニング(1)~(3)で構成
・最終ページ:「算数B」の内容の再掲。
(3)授業の内容
・1年生はゲームを使った内容が多い。
・教師が問題を音読。その後、問題の実物(箱、ボール等)を教室に持ち込み、実際に教室でやってみせる。
(※)参考:図形に関する授業
・1年生:積み木を用いて立体を作る
・2年生:立方体に侍の顔を描いた「サイコロ侍」の展開図。耳の位置、ちょんまげの位置等を
展開図に落とせるかなど、サイコロを見て自分で平面図を作成する能力。テキストに印刷さ
れている図だけで考えるのではなく、授業で実際に見て⇒確認して⇒納得する、という流れを
重視。
・3年生:さらに高度な展開図。天秤。図形の規則性 等。図形については、あっていればよしとするだけでなく、解き方を生徒皆で出し合って、色々な見方、解き方を学ぶ。
(4)家庭学習(比重:B>A)
①「算数B」
重要度1【必須】:説明
・授業でやった内容を説明させる。何を授業でしたのか、難しかったところはどこか、どういうき
まり(規則性)を見つけたのか。
重要度1【必須】:上できちんと説明できなかったら解き直させて理解させる。
②「算数A」
重要度1【必須】:テキストの計算トレーニング(1)~(3)の復習
・間違った問題の復習。
重要度1【必須】:冊子「基礎力トレーニング」
・1日1ページ。問題に日付がすでに入っているので、その日の分をやらせる(病気や旅行の時
など、出来ない時は飛ばす)。
・親がその日に採点をし直させる。
・1日1ページを厳守し、まとめてやらない(習慣化)。
=unquote=
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ディスカッション
コメント一覧
校舎なのか担当講師なのか、微妙に違いますね。
・子供が書いた文章の読んだときに意味が分かればよしとする。
・病気や旅行の時など、出来ない時は飛ばす
聞いていない話です。むしろ、意味不明の文はネガティブな
スタンスの話でした。
どこから書き出したかは、割と重点的に指導されているようですね。
>nnn-bbbさん
校舎ごと、そして先生ごとに違うのだと思います。品質管理のために、ある程度の共通項はあるのでしょうけど。でも、我々保護者からみたら、塾はベンダーの一つにすぎず、また何れにせよ結果責任を負うのは、親、というより子供です。なので、うまく利用することが肝要だと思います。