小1/読書/123:『片耳の大シカ』(椋鳩十)

娘の読書・映画


偕成社文庫(3009)。3000番台なので、小学上級以上。181ページ。

 
①どんなお話し?
②どう思いましたか?
③主人公ならば?
 
娘:「①かた耳の大じかが、りょうしにねらわれるお話。②すごかったです。かた耳の大じかは、りょう犬をつのにひっかけて谷におとしたからです。③かた耳の大じかを見てみたい。」
 
・・・うーむ、僕は猟師でもあるので、これは読まないといけませんね。
 
ということで、この短編集の中で、「片耳の大シカ」だけ読んでみました。
 
描写は子供向けとしては素晴らしい!娘は、登山の経験がちょっとだけあり(富士山八ヶ岳赤岳)、また山中での乗馬経験はそれなりにあるので、物語で出てくる山岳サバイバルシーンの緊迫感は情景として目に浮かんだかな?
 
しかし、この「屋久の吉助おじさんは鹿児島まで聞こえたシカ狩りの名人でありました」とありますが、ズブの素人ですな。猟師失格もいいところだ。著者が狩猟経験が無いことは明白だ。単にディテールの描写が甘いのかもしれないけど、「カモ猟」を専門とする僕が読んだだけでもこれだけのツッコミどころがありました。
 
①冬の標高1,000mの山中にいるのに、雨具を持参していない。突然の豪雨で、子供も含めて低温症で凍死しかかっている。登山の基本すら守っていない。
 
②「古い二連発銃をかたにして」とある。ライフルで2連発?僕は銃器については詳しくないが、これ散弾じゃないか。しかも、サボット(一粒玉)だと単銃身だ。だから、シカ撃ちはちょっと辛いと思うんだが。。少なくともライフル持っていないんですね、このお方。つまり、散弾銃を10年保有しているだけの経験は無いようだ。
 
③そして、致命的な表現。
 
「ワン、ワンというなき声が、しだいに大きくなってきました。おじさんは、こうふんのためにすこしほおが赤らんで、さあ、いつでもとびだしてこいというように、引き金に指をあてて、ぐっとくちびるをかみしめました。」
 
おいおいおい!獲物を視認する前に、引き金(トリガー)に触れるなよ!!あぶねーじゃないか!
 
④そして、銃刀法違反。
 
「鉄砲は、着物といっしょに、ほらあなのすみに投げてあります。
 
(中略)
 
「おお、あいつだ。あの片耳だ。」
 
こうつぶやくと、次郎吉さんは、ほらあなのすみに投げてあった銃をとりあげて、すばやくかたにあてると、片耳の大シカの頭のまん中にねらいをつけました。」
 
発射直前まで、弾を装填してはいけません!脱包(=弾丸を抜くこと)せずに、ほらあなのすみに銃を置くなんて信じがたい行為だ。暴発したらどうするんだ!
 
しかも、散弾ならば心臓を狙え、心臓を。しかも、散弾ならば、散るから、ますます心臓だろうよ。。
 
・・・と、ここまでブログを書いたところで、巻末を見ると、著者は明治38年(1905年)うまれで、幼少の頃は南アルプスで、狩猟のおとももしていたらしい。日露戦争の後くらいに子供だったのならば、僕が愛する『ゴールデンカムイ』と同時代ね。
 
うーむ。昔の話ならば上記ツッコミも全部許されるのかもしれない。
 

 

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Posted by senki