僕の遊び:2017-2018狩猟/9回目(カルガモ1・コガモ2)

「僕」の学び

2018年1月28日(日)、午後。

 

娘:「(図書館から)ただいま~。」

 

僕:「おかえり。」

 

娘:「どうだった?」

 

僕:「カルガモ獲れたよー。コガモ2は、猟友にあげた。カルガモはもう肉にしちゃった。」

 

娘:「カルガモすごいじゃん!大きなやつだった?」

 

僕:「カルガモとしては普通のサイズかな。川に5羽浮かんでいて、採餌行動をとっていた。パパはだいぶ遠くの遮蔽物からカルガモを発見したので、カルガモに気付かれなかった。奴ら、マジに頭と視力いいからな。パパはカルガモのブラックリストに載っていることは間違いない。忌み嫌われている存在だ。1羽だけでもパパにすぐに気が付くのに、5羽もいたら、カモレーダーが5倍だ。パパは絶対にかなわない。ということで、遠回りして川に近づいて、最後のアクセスは、

 

匍匐前進

 

しようかと思ったが、これじゃスピードが出ない。仕方ないから銃を胸に抱えて、

 

コロコロと巻きずしのように回転して

 

川にアプローチした。全身泥まみれになったが、速度が出たぞ~。そして、射程に入ったカルガモのうち、パパと目があったカルガモを狙って狙撃した。そうしたら、一発で飛べなくなり、川面に血が浮かび始めた。ヘッドショットではなかったけど、バイタルゾーンに命中して、出血多量で動かなくなった。久々のカルガモだから、パパは興奮したよ。血抜きができて良かったな。」

 

娘:「うーん、説明が具体的ではないので、良くわかりません。どうやって近づいたのか、やってみて。」

 

僕:「こうだ。」

 

(コロコロコロコロ)

 

娘:「おお!結構、速いね。」

 

僕:「そうか?そうだろ~。そういえば、猟友の新人さんにも匍匐前進とコロコロコロを教えたんだけど、大の大人がマジにやっていて、その隣をジャージ姿の女子高生が自転車で通過しているのをみると、可也滑稽だな。

 

精肉にする過程で、鳥の内部構造についても目視するわけだが、弾は右胸から入り、左胸に貫通していた。心臓は無事だったが、動脈をカットしたんだろうね。そういえば、鳥類の心臓は一心房一心室だから、こんど解体してみようぜ。まあ、ハツの焼き鳥なんだけどな。胸肉と皮の間がうっ血し、血液が凝固していた。まあ、全部綺麗に処理して、今は冷蔵の中で、水450ml、白ワイン50ml、塩5g、ローリエ2枚、の溶液に浸してある。夕食が楽しみだね。」

 

・・・料理は、レシピを吟味した上で、以下に決定。

 

老鴨のロースト"戸宇流駄流邪無"

 

カルガモの年齢はクチバシの硬さから分かります。気合いを入れてソースをつくりました。

 

娘:「!。これ、おいしいじゃん!」

 

僕:「嗚呼、世凡。世凡~。」

 

今日あわせたワインは、2007年ミレジムのピノ。

 

僕:「里山の恵みに乾杯!」

 

娘:「あー、今日のワイン、結構いいやつでしょ。」

 

僕:「なんで?」

 

娘:「ワインの涙が綺麗。」

 

 

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Posted by senki