小5/算数:中学受験算数におけるミスを減らす方法(仮説)
2020年7月18日(土)。
SenkiChatのクライアントさんとの今朝のチャットを紹介します。
(1)解決すべき課題
中学受験算数におけるミスを減らす方法
(2)チャット内容
許可を頂いたので、一部修正の上、掲載させて頂きます。
=quote=
クライアントさん:「おはようございます。ミスについてのお考えを伺いたいのですが・・・。現在中学生の子供がいますが、素直な性格、丁寧に問題を解いていくタイプで、小4の頃はあまり計算ミスをしませんでした。
しかし、時間に終われ、スピードを求められるようになってからは度々計算ミスをするようになりました。字が汚い、などは改善できるのですが、何故か九九を間違えていたり、簡単な足し算を間違えていたりとか。
脳の誤作動的なミスの原因と改善策が見つけられませんでした。私自身もミスをしない方法を考えたり、学校や塾の先生にご意見を伺ってもピントくる解答は得られず・・・。また見直しをしよう、といわれても見直しをすること自体を忘れてたりとか(-_-;)。
最終的には、丁寧に計算するという方向にシフトしました。戦記さんはミスをなくす具体案はありますか?もし何か方法があるようでしたら、ご教示ください。」
戦記:「はい、最近の娘もミスが多いです。娘を見ていて思うことは、ドタ感がないことです。ですので、大体の答えを考える訓練をしようと思います。つまり、各論の積み重ねで今は対応していますが、全体感が無いのです。その視点がないと、ミスに気がつかないのだろうという仮説を持っています。」
クライアントさん:「ご返答、ありがとうございます。昨日のブログで書かれていたことですね。ちなみに、問題をきちんと読んでいなかった、という点については何か対策されますか?問題を読み間違えたまま大体の答えを出してしまうことになりませんでしょうか?」
戦記:「普段、ミクロの視点から解いているので、マクロの視点で確認させる戦略です。これ、記事にしますか?その場合には一部引用させていただきます^ ^。」
クライアントさん:「是非お願いします。長年解決できていない問題の糸口が欲しいので(^^)。」
戦記:「承知しました^ ^。」
(3)僕の仮説としての打ち手
MBA受験生が受験するGMATがヒントになると思います。ビジネススクールは経営者養成学校ですので、その入学テストの一つであるGMATは「ミスをする受験生を排除する」ような内容です。つまり、ミスを多発するような人間は経営者には不向きという価値観があるのだと、僕は解釈しています。
GMATに関する関連記事は以下の通りです。
・小4/塾:ハーバードMBAも先取りが有利に(青田刈り→先取り対応は世界のトレンド)
・小2/僕の学習:低学年での高進度国語とGMAT Verbalの共通点
特に、GMATのmathが参考になるのですが、「時間をかけて正確な答えを求めるのではなく、最速で最も近い答えを選択する」ような形式が参考になります。
ですので、この方法をサピックスの算数基礎トレでやることを既に娘に開始しました。
具体的には、
①ミクロの視点で普通に解く。
②解いた後、マクロの視点で概数にしてだいたいの答えを求める。
③上記②の結果が、①とずれていないかを確認する。
例えば、本日の小5サピックスの算数基礎トレの問4を改題すると、以下の通りとなります。
=quote=
(問4改題)7時間は、[xx]時間の3割3分です。
=unquote=
これを計算すると、
7/0.33 = 700/33 = 21と7/33時間
になります。これが上記①のミクロな視点での解き方です。つまり、普通の小学生が普通に解いている方法です。
これを解いた後、
娘:「3割3分は0.33だ。だから、7の3倍である21より少し大きい答えになるはずだ。」
と考えることにします。これが上記②のマクロな視点での解き方です。
この際、上記①のプロセスで計算ミスをして、例えば、20と7/33時間という答えを出していたら、
娘:「ん?そんなはずはない。21より小さくなるはずが無い。」
というかんじでチェックして貰っています。
まずはこの方法でバックチェックをして貰うようにしたいと思います。
■追記(2020年7月19日):
当日のアメブロ「教育・お受験」ジャンルの記事ランキングで6位の記事になりました。
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
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