スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑥開成→東京大学文科一類1年)

2022年10月(中1)

2022年10月1日(土)。

 

中学受験で目指す一つのゴールが、鉄緑会指定校への合格。その鉄緑会指定校生の強力なパートナーとなるのが「スタディコーチ」。

 

 

 

 

憧れの第一志望校で深海魚生活。そんなの嫌ですよね。種々研究していると、中学受験終了を始点として中学校生活を円滑にスタートする場合、各学校の「個性」を認識しておく必要があります。というのも、各校の中身は驚くほど違うためです。中学受験をしている最中は、志望校の偏差値とブランドの先入観を持つために中身は良く見えないのですが、実際に通う現実に直面すると、その個性を理解しておく必要があると考えます。

 

僕も娘の進学先の個性についてはじっくり研究できるのですが、他校について把握するのは難しい(当然だが)。とはいえ、「教育投資と資産運用」がこのメディアのテーマなので、せめて鉄緑会指定校14校の個性については理解を深めたい

 

以上を理由に、趣味の資産運用益を原資に、スタディコーチに在籍する鉄緑会指定校→現役東大生に取材活動を開始しました。

 

 

・2022年08月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(①女子学院→東京大学法学部)

 

・2022年08月31日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(②桜蔭→東京大学理科二類2年生)

 

・2022年09月08日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(③渋幕→東京大学法学部4年生)

 

・2022年09月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(④駒場東邦→東京大学工学系研究科修士2年)

 

・2022年09月23日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑤麻布→東京大学理科二類2年)

 

第6回目は、開成です。

 

====

 

戦記:「開成ご出身とのことで、本日は宜しくお願いします。」

 

Mさん:「宜しくお願いします!」

 

戦記:「中学受験で開成を受験し、その後、開成で学力的に成功する人と、そうではない人の違いは何でしたでしょうか。」

 

Mさん:「結局のところ、低学年の頃から学校の授業を真面目に聞き、宿題を素直にやるかどうかが、後々の成績を大きく左右したと思います。私の学校は進学実績が良いのですが、実は、先輩は勉強している様子を後輩に見せないカルチャーがあります。ですので、低学年の生徒は、「別に学校の課題は真面目にやらなくてもいいんだな」という思い込みを持ってしまい、課題に真剣に取り組まなくなることがあります。ただ、学校側も今までの経験を踏まえて質の高い授業を行い意味のある宿題を出しているわけで、さらにこれらを6年間真面目にやるのとやらないのとでは、最後に巻き返せない大きな差がつく、ということになります。」

 

戦記:「なるほど、先輩たちは努力する姿を後輩に見せないのですね。」

 

Mさん:「はい。」

 

戦記:「そんな開成において、差がつく時期はいつだと思いますか。低学年の頃からが大事とのことですが、中学時代からしっかり勉強しておくのが基本、ということですよね。」

 

Mさん:「間違いなく、中学1年生の頃から最低限の学習はするべきです。中学生ではまだ文理が定まっておらず、社会や理科といった科目はどれを選択することになるかわかりません。しかし、数学や英語はほぼ必ず使う上、共に入試における点数の比重が高く、受験期に最も負担になりやすい科目なので、中学時代からの積み重ねがものをいうことになります。」

 

戦記:「開成というと、地頭が良い天才系のイメージがありますが、結局のところは、皆さん地道に積み上げているようですね。開成から東大合格を考える場合、何に注意をすべきだと思いますか。」

 

Mさん:「大事なポイントなのですが、塾に頼りすぎない、ということです。私の学校では低学年の頃から塾に通う生徒が多く、塾に行くのが当たり前、さらに塾に行っていれば大丈夫、という風潮があります。しかし学年が上がるにつれて、ただ通っているだけではダメだと気づき、自分の努力があって初めて成績が伸びるのだと再確認させられる生徒が多いです。そのため、ただ塾に行っていることに安心せず、自ら学習する姿勢を身につけるべきだと思います。」

 

戦記:「他の東大生の方も指摘していますが、鉄緑会に通っていて安心はダメ、というのは共通しているアラートだと思います。Mさんがコーチとして中学生、高校生を指導していて、「鉄緑会指定校」に通う生徒の共通課題は何だと思いますか。」

 

Mさん:「目的意識もなくただ鉄緑会に通っているだけ、という生徒が多いことです。鉄緑会には中学受験合格後試験なしで加入することができるため、とりあえず親に言われて入塾する、という生徒が多くいます。しかし彼ら、彼女らは、中学受験の時と同じように、塾に行っていれば合格できるだろうという思い込みから学習をおろそかにし、鉄緑会に通っていることに満足してしまいます。これでは鉄緑会に通わずとも自分で学習している生徒に抜かされてしまうばかりか、惰性で長く勉強し続け受験期本番に燃え尽きてしまう、という状況になりかねません。これなら、塾を辞めて自分で目標を持って学習する方が良いと思います。塾は使いようによっては悪影響になるということに注意してほしいです。」

 

戦記:「目的意識が脆弱な状態で、鉄緑会に通うことが目的化してしまうことがリスクと言えそうですね。さて、そんな鉄緑会ですが、鉄緑会に通っていれば、東大に誰でも合格できますか。」

 

Mさん:「そういうわけではありません。確かに鉄緑会の教材の質は高く、そのカリキュラムに従っていれば順当に成績が向上するように思われます。しかし、やはり受験は生徒一人ひとりに独自の勉強法がありそれを自ら見つけ出さなければ実力をつけることはできません。また、そのカリキュラムに従う、ということがそもそも難しいという場合もあります。鉄緑会に通うことは、ただ合格へのルートを示されているだけだと考えた方が良いですね。」

 

戦記:「鉄緑会に通っていなくても、東大に合格はできますかね。変な質問だと思うかもしれませんが、念のため、皆さんにお伺いしています。」

 

Mさん:「もちろん可能です。私は鉄緑会に通い、その問題解決のさまざまなメソッドを学びました。しかし他塾で同じものを習った場合もありましたし、私の学校には鉄緑会以外の塾に通いながら合格した生徒がたくさんいます。鉄緑会は東大合格への単なる一つのルートに過ぎず、独学でさえ東大には合格できますね。」

 

戦記:「鉄緑会指定校をはじめとした、難関の中高一貫校の生徒が、現役東大生コーチにコーチングしてもらう場合、どういうメリットがありますかね。」

 

Mさん:「東大を身近な存在に感じることができる、ということです。東大は日本一の大学と言われているため、生徒からすると自分とはかけ離れた遠くの存在のように思われることが多いです。しかし、実際に東大生が指導して、経験談を語ってくれることで、東大生が良い意味で普通の学生であり、自分でもなることができると思うことができます。これは、東大を遠くの存在と思っているより遥かに良い状況であり、東大合格を現実的な目標にすることができます。」

 

戦記:「日常的な存在にする、というのは大事でしょうね。目指すことが可能な存在、と思うことが、視野を広く持てるのかもしれませんね。本日はお時間を頂き、ありがとうございました!」

 

Mさん:「こちらこそ、ありがとうございました!」

 

以上

 

 

 

 

★現時点の立ち位置:

①公文:英語LII、数学M、国語L

②英単語:2022年8月にパス単1級を開始

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

 

 

Posted by senki