小5/リブログ:”小4/コメントへの回答:「公文が進められるレベルはその程度」”
2020年6月12日(金)。
小4戦記君、1年前の記事。
読者の方からの建設的批判です。「公文が進められるレベルはその程度」という趣旨ですが、1年後の今読み返しても、論点がずれているかなと思います。
特に、「熾烈な中学受験を経験した生徒であれば、あっという間にクリアしてしまいます」という前提は本当なのでしょうか。何割が楽々なのだろうか。物事に絶対は無いので100%は無いとしても、僕が想像するに良くて50%くらいではないでしょうか。50%以上あるならば、数学でのおちこぼれなんて発生しないと思うのですけどね。。
・・・娘は公文数学K20までを完全に理解して維持していますが、これは、鉄緑会の中1数学基礎講座の代数分野をカバーしていることを意味します。中学受験の観点で考えると、代数で鍛えられた論理解析力と展開力は、そのまま中学受験算数に役立ちます。この観点からも、低学年時代に公文数学で数学H200(=中2)くらいまではやっておくと良いかと考えます。
まあ、もう小5ともなると、「俺(私)の公文数学進度すごいでしょ!」なんていう価値観は恥ずかしいものであり、同世代で数学検定で遥かに先を歩んでいる方たちが、真の手本となると考えます。小3くらいまでですね、数学を公文進度で考えて良いのは。
僕の判断で娘が数学検定に駒を進めないのは、今は英語をやったほうが意味があると考えるからです。時間配分の問題です。
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コメントを頂戴しました。
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公文式数学は数学落ちこぼれ救済あるいは防止用の教材と聞いたことがあります。したがって、公立の平均的な中高生が無理なく進めていくことができる、と。
かたや、難関中学の算数の入試問題は、平均的中学生では手も足も出ないでしょうし、平均的高校生でも合格最低点は取れないと思います。
何が言いたいかと言うと、公文が進められるレベルはその程度ということです。熾烈な中学受験を経験した生徒であれば、あっという間にクリアしてしまいます。
意欲的に先に進めるのは素晴らしいことですが、大学受験においては、その優位性は限定されたものになるかと思います。
お気を悪くされるコメントですみません。
=unquote=
コメントありがとうございます。自画自賛は独りでできますので(笑)、批判的なコメントの方を歓迎しておりますので、助かります。
御指摘が正しい点と、間違えている点があるかと思いますので、僕の考えを書いておきます。
(1)御指摘が正しい点
①算数の難易度
「難関中学の算数の入試問題は、平均的中学生では手も足も出ないでしょうし、平均的高校生でも合格最低点は取れない」。これは、その通りだと思います。大学生でも厳しいと思います。
②大学受験の優位性
限定されたものになるはずです。中高は6年間もありますから。
(2)間違えている点
①中学受験算数の位置づけ
上記(1)はその通りなのですが、「中学入試の算数の問題は、その後の人生で経験するいかなる試験にも出てこない(汗)」という観点が抜けた御指摘かと思います(正確には、MBA受験する場合のGMATには、中学受験算数の発想が必要になるのですが、そんなケモノミチを歩む方は稀)。
「中学受験算数」は、数学的な発想力や、地頭の開発という意味においては良いトレーニングになりますが、所詮は「極東にある人口減の島国のごく一部の地域で行われるマイナーな試験」です。できるにこしたことはありませんが、抜群にできるからといって、「で?」、というものだと思います。
②中学入学後の成績不振
僕自身の中学・高校の経験、および大学時代に家庭教師として見てきた「中学時代の成績不振」(僕が好きな言葉ではないが「深海魚」というもの)は、数学と英語に起因するものが多いと思います。ただ、今は時代が変わっているので、この認識は違うかもしれません。その場合は教えてください。
[xx]大学系列中学の中2は、クラス全員で数学検定3級を受けるようですが、この試験、現在の小4娘が受検したら、余裕で合格する内容です。方程式、解の公式、平方根、③平方の定理。公文数学I(=中3)まで終了していれば、中2まで待つ必要が無い内容です。でも、この中2の全員が合格するとは思えません。
つまり、これから何が分かるかというと、「難関とされる中学受験を突破したお子さんでも数学に足元をすくわれる可能性はそれなりにある」ということだと思います。
娘の場合は、現時点で第一希望としている中学校は無いのですが(※ブログ名は偏差値42の時代に仮説として決めただけです)、中学受験に失敗すればするほど、公文数学でカバーした中学高校範囲の数学の学びは活きてくるはずです。なので、保険としてはうってつけだと考えます。
③スタートダッシュの恐ろしさ
小4サピックスα1-3の面々は、もう固定化しています。そのほとんどが、低学年から地味に勉強を重ねてきたお子さん。最初が大事なのは理由があり、先頭集団ほど速い速度で進む為、後続が追い付くのは難しいから。
中学受験終了後、同じことが起きる可能性が高いと思います。
=unquote=
★現時点の立ち位置:
・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%
①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】
②公文:英語HII/上位45%【2020年5月13日から】
ディスカッション
コメント一覧
いつも興味深くブログ拝見させていただいております。
公文について1つ質問させていただきたいのですが、oinsenkiさんの考える、公文の先生の指導力とは、どのようなことでしょうか?
我が娘(小3)も1年ほど公文に通っておりますが、繰り返しが多く、なかなか進まず現在は算数Dの終わりです。
2ヶ月の公文教室休室の間、教材の無償提供等を受けて家庭で学習に取り組み、公文の定める標準完成時間よりもずっと速く終わらせられるようになりましたが、未だに繰り返しをしております。
娘の通う教室は、教育熱心な地域にありますが3学年以上の高進度の子は引っ越しで他教室から移ってきた子しかいないようです。
娘の教室では、先生に教わることはなく、先生は丸つけだけ、とのことですが、大変高進度のお嬢様のお通いになっている教室では、どのような指導法なのでしょうか?
現在家庭で丸つけをしている為、先生がある意味ストッパーのようになっており、通信等や他教室へ移った方がいいのでは、と最近悩んでおります。
>みんみんさん
コメントありがとうございます^ ^。記事にさせて頂きますね!