僕の読書メモ:『伝説の算数教室の授業』(宮本哲也)
最近、中学受験関係の本から遠ざかっていましたが、隙間時間を見つけて本屋で立ち読み。
(1)書籍名
『伝説の算数教室の授業』(宮本哲也)
(2)僕のメモ。
・集中力の高さと、考える深さが重要。
・日々の単調な計算練習を素直にこなしている子どもは、考える芽を摘まれてしまった子ども。
・低学年はパズルで競わせることが大事。パズルに関心持てない子どもは、うちの塾に来ても無駄。
・算数の問題は、解けないものは一旦諦めるのも大事。試験には捨て問題が存在する。
・国語は推理パズルだと思えばよい。
(3)所感
極端な指導方針だなあ、と思います。
要所要所に、「計算なんてものは単なるルールなのだから、頭が良い子供は、ルールさえ分かればすぐにできる。それよりも、徹底的に考え抜く訓練をした方が良い」という信念が見て取れます。
こういうやり方が合う子どももいるのでしょうけど、普遍性を感じないなあ。どんぐり倶楽部のときも感じましたが、サービス提供している側からすれば常に一定数いるであろう、「日々の計算訓練が苦手な子ども」、「でもひらめきなどの発想力には長けている子ども」を顧客にできればよいのであり、自社のサービスを差別化するためにも「極端に走る」のだろうと、僕は見ています。
でも、いいとおもうのですよね。極端なやつって。
なぜならば、教育をアウトソースする保護者という立場からみたら、それだけ選択肢が増えることを意味しますので。
小学生の教育、それも低学年ともなると、どんなインプットが結果に貢献しているのか検証が難しい。よって、テスト結果でしか仮説が正しいことを証明できない。宮本氏の方法で結果が出ているならばそれを継続すれば良いし、そうでないならば基本に戻る、というスタンスが大事なのだろうと思います。
ただし、「現状の結果」と「将来の結果」は異なります。小6になったときの成長速度を担保するために訓練をする、と考えると、はたしてどんな方法がよいのやら?!
★現時点の立ち位置:
①サピックス:1番目クラス【2017年5月確認テストから】
②公文数学:G教材(=中1)【2017年2月17日に算数F合格】
③公文国語:EI教材(=小5前半)【2017年6月2日に国語DII合格】
④漢字検定:6級(=小5)【2017年6月18日受検で6級(=小5)たぶん合格】
⑤算数検定:8級(=小4)【2017年4月16日受検で8級(=小4)不合格】
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ディスカッション
コメント一覧
宮本算数はsapixと似ているなあと感じていて、いま検索していたら宮本哲也さんは、TAP進学教室にお勤めなさったことがあるのですね。
癖がある主張だなあと思ったら、大検から
早稲田文学部、算数講師という個性的な経歴の方です。
娘の校舎では計算力の重要性を言われています。
バランスは難しいです。
組分け、お嬢さまとうちの娘が良い成績で
ありますように。
>nnn-bbbさん
個性的でいいとおもいます。いろいろな方法があるはあずなので!
組分けの結果を活かすことが大事なので、がんばらせましょう!