RISU算数:RISU算数への取材 ④「努力するというよりも儀式としてやる」

2020年02月(新小5)


2020年2月6日(木)。

 

「RISU算数」などを展開するRISU Japan株式会社の今木智隆さん(代表取締役CEO)との対談シリーズです。取材したのは、2020年1月某日。

 

 

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今木:「本(『10億件の学習データが教える 理系が得意な子の育て方』)でも書きましたが、ダントツで朝学習がおすすめですね。朝は夜よりも時間投資効率が良いんですよ。登校時間というリミットがあるので、強制的に終わりがきます。そうすると、人間って面白くて、終わる時間から逆算して、終わるように動くんですよね(笑)。それが朝学習のいいところです。よく、ビジネスマンで朝型が強いとかありますが、子どもはもっと露骨に朝型が強いですね。」

 

僕:「そういうデータがあるのに、なんで多くの家庭が、朝型にできないんですかね?対処法はありますかね?」

 

今木:「うーん、これは難しい課題ですね。ダイエットと似ていますね。食べなきゃ痩せるし、運動すれば痩せるんですけど、大抵の人は食べる量を減らさないし運動もしない。そして、やったとしても続かないんですよね。」

 

僕:「資産運用の世界でも、年末年始に資産運用を開始する人が増えるんですけど、継続しないんですよ。」

 

今木:「筋トレとも似ていますね。一過性の外圧によって開始したことは、継続しませんね。努力するというよりも儀式としてやる、というスタンスが正しいと思います。勉強も同じで『朝やる、以上!』みたいな(笑)。」

 

僕:「娘もそうですね。儀式。習慣と儀式の峻別も大事ですね。習慣には目的があるけど、儀式はそれそのものが自己目的化している(笑)。」

 

今木:「とにかく勉強は意味とか効果とか考えることなく、儀式として淡々と、そして毎日やることが重要です。」

 

僕:「がんばるぞ!、の対極ですよね。儀式として定義付けると、人が介在しないタブレット学習は相性いいですね。」

 

今木:「あと、筋トレ業界でも同じことですが、勉強にもコーチというか、マネージャーは必要ですね。仕切ってくれる人というか、決まったときに、必要に応じて言ってくれる人。こういうマネジメントの方法とか、マーケティングの視点も大事ですよね。」

 

僕:「そういえば、今木さんってビジネスマンであり、コンサル畑出身じゃないですか。教材系の業界って先生みたいな人が多いので、そういった意味でRISUは異色だと思うんです。プロダクトの構成も、とてもコンサル的というか、論理的に作られている。他の教育業界って、情熱的なのはいいのだけど、情緒的で非効率だと思うんです。」

 

今木:「そもそも、僕はRISUを教育教材だとは思っていませんね(笑)。結果、子どもの成績や個性が伸びればいいな、と考えて設計してます。算数を論理的に要素分解しているんですが、教育業界って要素分解の考え方があまり普及していないんですよ。偏差値50のお子さんも、図形は60で、他が45かもしれない。まあでもこれが、教育業界の難しいところであり、面白いところでもあるんですけど。」

 

僕:「SenkiChatでも『偏差値45で困っています』という相談は多いのに対して、『この箇所ができなくて困っています』という相談はあんまりありません。」

 

今木:「ですよね。偏差値だけ見て思考停止してしまいがちです。なぜできないのか、を考えることが大事ですね。とにかくテストを受けて現状の実力が測定できたら、まずはその現実を受け入れてもらいたいですね。戦記さんが考えている線分図コンテンツがあったと思うんですけど、あれも算数の要素が全部入っているので、すごく良いと思いますよ。もちろん、線分図だけでは立体図形などの実力は測定できないですけど、算数の解法というロジック部分の6割から7割くらいは推定できそうですよね。」

 

僕:「なんで、線分図、皆さんできないのですかね。」

 

今木:「流水算1つをとっても、先生によって教える方法が全然違うんです。何十年も前の話ですが、僕が半年だけ通った進学塾でも、先生によって違いました。特に受験算数には解き方が複数あって、子どもはいろいろなことを言われて混乱しますよね。最近の子どもは、ダブルスクールしている場合も多いので。」

 

僕:「たしかに。最も論理的な教科である算数は、論理的であるがゆえに、解釈の方法がたくさんありますね。」

 

今木:「面積図を使うこともありますけど、あれは方程式ですよね。塾の先生によっては、『こういう問題は方程式で解いて。でも式をそのまま書くと怒られるから、こうやってごまかしてね。』という指導も昔はありましたからね(笑)。

 

僕:「なるほど。」

 

(続く)

 

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★現時点の立ち位置:

・資源配分比率:サピックス70%、中学入学後30%

①公文:数学K20・国語K100で冬眠【2020年1月から】

公文:英語GII/上位66%【2019年12月4日から】

③算数:塾カリキュラムでオントラック

④語彙:パス単5・4級+言葉ナビ上・下+ことば1200

⑤漢字:小5の深堀り中

 

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Posted by senki