スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑨筑駒→東京大学教養学部/文一 1年)

2022年11月(中1)

2022年11月3日(木・祝)。

 

鉄緑会指定校生の強力なパートナーとなる「スタディコーチ」。娘は中学受験直後の2022年2月から本格開始しました。

 

 

 

憧れの第一志望校で深海魚生活。そんなの嫌ですよね。種々研究していると、中学受験終了を始点として中学校生活を円滑にスタートする場合、各学校の「個性」を認識しておく必要があります。というのも、各校の中身は驚くほど違うためです。中学受験をしている最中は、志望校の偏差値とブランドの先入観を持つために中身は良く見えないのですが、実際に通う現実に直面すると、その個性を理解しておく必要があると考えます。

 

僕も娘の進学先の個性についてはじっくり研究できるのですが、他校について把握するのは難しい(当然だが)。とはいえ、「教育投資と資産運用」がこのメディアのテーマなので、せめて鉄緑会指定校14校の個性については理解を深めたい

 

以上を理由に、趣味の資産運用益を原資に、スタディコーチに在籍する鉄緑会指定校→現役東大生に取材活動を開始しました。

 

 

・2022年08月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(①女子学院→東京大学法学部)

 

・2022年08月31日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(②桜蔭→東京大学理科二類2年生)

 

・2022年09月08日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(③渋幕→東京大学法学部4年生)

 

・2022年09月15日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(④駒場東邦→東京大学工学系研究科修士2年)

 

・2022年09月23日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑤麻布→東京大学理科二類2年)

 

・2022年10月01日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑥開成→東京大学文科一類1年)

 

・2022年10月21日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑦聖光学院→東京大学文学部3年)

 

・2022年10月28日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑧豊島岡→東京大学前期教養学部2年)

 

・2022年11月03日:スタディコーチ:鉄緑会指定校出身コーチへの取材(⑨筑駒→東京大学教養学部/文一 1年)

 

 

第9回目は、筑駒です。

 

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戦記:「本日は宜しくお願いします。さて、早速ですが、首都圏中学受験市場でも別格とされる筑駒。そんな筑駒で学力的に成功する人と、そうではない人の違いは何でしたでしょうか。」

 

Eさん:「一言で言えば、勉強すること自体に興味を持っているかどうか、という所で差がついていました。同級生の中で学力的に上位だった人を思い出すと、皆勉強に興味があって、勉強自体を楽しんでいるような人たちでした。やはり、勉強に限らずスポーツなどでもそうですが、楽しんでやっている人が一番伸びるということなのかなと思います。逆に落ちこぼれていく人のパターンは、親や塾に管理されて中学受験を突破したものの、勉強自体は嫌々やっているから途中からやらないように、というパターンが多かったように思います。」

 

戦記:「親や塾に管理されて筑駒合格できるだけでも凄いと思いますが、それだけでは大学受験で結果を出すのは難しそうですね。尚、差がつく時期はいつですか。中学時代からしっかり勉強しておくべきでしょうか。」

 

Eさん:「筑駒は、一応関東では一番上という位置づけだったので・・・」

 

戦記:「いや、一応、ということは無いと思います。サピックス偏差値70というのは、ぶっ飛んでいますし。」

 

Eさん:「筑駒は、特殊な環境だと思います。つまり、上を見ると上限が存在しないのです。」

 

戦記:「筑駒と桜蔭は上限が無い世界なので、その内部は一番の格差社会でもある、と私は認識しています。」

 

Eさん:「はい、その通りです。つまり、同じ偏差値周辺に固まっているということはなく、入学した最初から差が大きくついている環境でした。しかし最初の序列がそのまま大学受験の結果に対応していた訳ではなく、上がる人落ちる人がいたのですが、彼らの原因を考えると、やはり中学時代の下積みが重要な意味を持っていたと思います。中学受験塾の模試で順位表のトップに載っていたような人が中学で基礎的なところ、特に英数を怠り、高校に入ってまもなく落ちていく、というのはよくあるパターンでした。大学受験を乗り切るためには、中学からしっかり勉強しておくべきだと思います。」

 

戦記:「上限が無い世界での戦い方というのも、結局のところは、基礎が大事なのですね。筑駒から東大を狙う場合、何に注意をすべきだと思いますか。」

 

Eさん:「筑駒では学年の半数以上が東大に進学するため、周囲のペースについていけば自然と東大に入れるような環境だと思います。ですが、筑駒の授業自体はあまり受験向きではないので、塾には通う必要があると思います。大抵の場合は鉄緑会に行きます。中学の間は鉄緑会の校内模試で落ちこぼれないように英数をやって、高校から他の教科にも目を通し、最終的には高2から高3にある校内の特別考査で上半分に入っていれば、十分東大合格の可能性があると思います。」

 

戦記:「コーチとして中学生、高校生を指導していて、「鉄緑会指定校」に通う生徒の共通課題は何だと思いますか。」

 

Eさん:「鉄緑会指定校に通っている生徒は中学受験を乗り越えてきた人たちなので、基本的に勉強の素質はあって、やればできる人たちなのだと思います。そんな彼らが中高で落ちこぼれてしまう原因は、やはり本人の勉強に対する、やる気の問題でしょう。特に、親に言われるままに勉強してきた人は、中学以降に手を抜きがちになってしまうと思います。」

 

戦記:「鉄緑会に通っていれば、東大に誰でも合格できますかね。」

 

Eさん:「鉄緑会に通っている人が東大に落ちることは、十分にあり得ます。実績のデータを見ても、鉄緑会の中で東大に受かる人は、実は半分ほどにすぎません。東大合格が保障されているということは全く無いですね。しかし、「どんな環境の人でも鉄緑会に行けば東大に合格する可能性を得られるか」という意味ならば、まったくもって、その通りだと思います。テキストや講師の質があのレベルで担保された授業を数年間真面目に受ければ、どんな人でも東大合格が見えてくる可能性はあると思います。」

 

戦記:「鉄緑会に通っていなくても、東大に合格はできるとお考えですか。」

 

Eさん:「もちろん可能です。合格というゴールから逆算して、今の自分に必要なものは何か、それを得るためにはどんな手段を取るべきか、ということが正しく理解でき、実行できれば達成できると思います。その手段の中に「鉄緑会に行く」ということが入っている必要は全くないと思います。実際に東大にいても、鉄緑会に行っていた人は少数派ですし、合格に向けてはさまざまな道があるのではないでしょうか。」

 

戦記:「難関の中高一貫校の生徒が、現役東大生コーチにコーチングしてもらう場合、どういうメリットがありますか。」

 

Eさん:「コーチ自身も東大受験を経験してきているため、受験生のことをより深く理解できる部分があると思います。また、悩みの多い青年期に勉強のことを含めいろいろと相談できる相手がいることは、受験生にとっても精神的な支えになるのではないでしょうか。」

 

戦記:「この点については、皆さん同じことをおっしゃっていますね。年齢が近いし、勉強のこと以外についても相談できる相手がいるというのは、モチベーション維持の観点からも大事なようです。本日はお時間を頂き、ありがとうございました。」

 

Eさん:「こちらこそ、ありがとうございました。」

 

以上

 

 

 

 

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Posted by senki